tomoの原稿を丸パクしたものを以下に載せます
Ⅵ.HSPの人に向いている仕事=適職
HSPの人は、その敏感さから仕事での悩みを多く抱えがちです。
予定変更でパニックになったり、複数の仕事ができないといった進め方の問題や、
ミスが怖い、周りの状況に圧倒されるなど
人間関係の面でも苦労することが多々あります。
HSPに向いている仕事は、二つの考え方があって、
一つはその敏感さ・繊細さを活かしたクリエイティブな仕事や深い共感性を活かした仕事、そしてもう一つの考え方は、できるだけ強い刺激を避け、快適な環境を重視した仕事があります。
HSPの人にとって、敏感さや繊細さを活かしたクリエイティブな仕事は魅力的ですが、
ここには一つ落とし穴があります。
それは、今の生きづらさから逃れようとしてクリエイティブな方面を目指そうとすること。もちろんそれでうまくいく人もいますが、
まずはあなたの生活を安定させるような適職を見つけ、
自分自身を認める力・自己肯定感を持ってからあなたの個性を活かした仕事に
チャレンジしてみても遅くはありません。
ここでは強い刺激を避けるという観点で、
HSPの人に向いている仕事・向いていない仕事を見ていきたいと思います。
HSPの人に向いている仕事
HSPの人に向いている仕事は、ざっくりいうとルーチンワークが向いています。
あとでも述べますが、ポイントは環境や内容の変化を小さくすること。
毎日決まった場所で同じような仕事がベストです。
資格業・技術職
資格取得までの道のりは大変ですが、
専門職の中でも文章作成をメインとする資格
(司法書士・行政書士・社会保険労務士など)が向いています。
ちなみに感情のやり取りが行われる弁護士や宅地建設取引士などは向いていません。
医療関係では、薬剤師・理学療法士・臨床検査技師・言語聴覚士など、
人の生死にあまり関わらず、決まった手順をしっかりこなすことが
求められる職業が適していると言えます。
技術職も同様に、技術取得までは時間を要することが多いですが、
ひとたび身につけてしまえばあとは淡々と作業をこなすことが求められるので適しています。
ただ技術職といっても、全く人の交流がない仕事
(SEなどコンピュータ関係・・・ぎくぅ・・・)はかえってストレスを感じてしまうことも多いので、自分の興味のある分野で長続きしそうなものを選びます。
公務員
公務員は時代を問わず人気の職業です。
近年は給与削減が顕著ですが、それでも人気があるのは会社の倒産やリストラなどに左右されないが大きいと思います。
そして、人と関わりたくない人にとっても、競争や売り上げのノルマに気を取られないといった点においてとても相性がよく、同じ環境でじっくりと取り組みやすい点が特徴です。
ただ近年では給与削減に加え人員削減・作業効率化によって
忙しい毎日を送る公務員も多いので、業務内容(専門系・行政系・技術系など)と異動の有無などに気をつけるようにしましょう。
事務職
事務職は人と関わりたくない人にうってつけです。
業務内容も経理、総務、法務、管理など多岐にわたり、仕事にブランクがある人でも派遣社員から始めることができるのでハードルも低いのが特徴です。
ただ業務内容によっては、電話対応や接客対応が必要な場合もあり、
そのことが大きなストレスとなる場合もありますので、業務内容やどんなストレスがあるかなどをしっかりチェックしておくのがよいでしょう。
HSPの人に向いていない仕事
HSPの人に向いていない仕事は、向いている仕事の反対で、
感情的なやりとりが行われるもの
刺激が強すぎるもの
競争やノルマの多いもの
異動など、環境の変化が激しいもの
こういった仕事は、人間関係における傷つきを恐れる人にとっては
ストレスが大きく、職場を転々としてしまう可能性があります。
失敗や批判にさらされる危険性が大きい仕事は避けるようにしましょう。
あなたの適職・天職は無理に探そうとしなくてもそこに「ある」!
ここまでHSPの人に向いている仕事・向いていない仕事についてお伝えしていきました。それではあなたの適職・そして天職はどのように探せばよいのでしょうか?
その探し方は簡単。あなたが普段よくやっていることを見つければいいのです。
例えば人が困っていると放っておけないという人であれば、その面倒見の良さや共感性を活かしてカウンセラーとして活躍することもできますし、からだの感覚や快・不快に敏感であれば、マッサージセラピストなどもよいでしょう。
他にも、人に何かを伝えたり、知らないことをまとめたりすることに喜びを感じるのであれば、ブログを書いてみるということもおすすめです。
ポイントは、あなたが「ついついやってしまうようなこと」。
それはハッキリとしたジャンルにこだわる必要はなく、あなたがついついやってしまうことで活かせることはないだろうか?と考えればOKです。
「活かせる仕事が見つからない」という方がいるかもしれません。
そうであれば、あなたが「自分にされてイヤなこと」を探してみてください。
なぜなら、新しい仕組み・サービスなど、クリエイティブな活動は、現状の不満から生まれることが多いから。
あなたのその繊細な感覚が新たなものを産みだす可能性を秘めているのです。
あなたの適職・天職は無理に探さなくてもそこに「ある!」ということ。
普段の何気ない生活の中や、あなたが欠点や不満に思っていたことから
思わぬ適職・天職が見つかるかもしれません。
HSPの人の恋愛の注意点
HSPの人は恋愛に関しても悩みを抱えるケースがあります。
その悩みは二つあって、
恋人に合わせすぎたり依存しすぎてしまう
すぐ人を好きなってしまう、距離感がとりづらい
といった、敏感で相手に過剰に同調してしまう性質からこのようなことが起こります。
注意点としては、自分は相手に依存したり同調したりしやすいということ。
それを認めたうえで、距離をとったりするなど、
相手を優先しすぎて苦しくなってしまう前に意図的に会う回数や
連絡の頻度などを調節してみましょう。
おさらい
HSPとは、とても敏感な人という意味のHighly Sensitive Personの頭文字を取ったもの。
HSPは環境や性格といった後天的なものではなく、先天的な性質を持つ人のこと。
HSPは人種や性別、年齢に関係なく、全人口の15~20%、5人に1人の割合で存在する。
HSPの人は、刺激に敏感で疲れやすく、心の境界線がもろいため同調しやすいという特徴がある。
HSPの人が生きづらい理由は、自分が刺激に敏感すぎることを自覚せず、悪いところにフォーカスして悩んでしまうから。
HSPの生きづらさの対処法は、HSPの特徴を理解し、自分と過去を見つめなおすこと。
HSPの人に向いている「適職」は同じ環境で淡々と進められる仕事。逆に感情のやりとりや刺激が多い仕事は向いていない。
HSPの人の適職・天職は無理に探す必要はない。ついついやってしまうことや不満に思うことがヒント。
HSPの人は恋愛においても悩みやすい。相手に同調しやすい性質を理解し、適度な距離をとることが重要。
いかがだったでしょうか。HSP診断、やってみましたか?
HSPの人は周りにその性質が理解されないと同時に、
自分自身がその特徴を理解していないところが生きづらさの理由でした。
ですが、近年「敏感すぎる人」にフォーカスが当たり、
その繊細さや思いやりを活かす動きが強まってきています。
大丈夫!同じように悩んでいる人はいます。
(tomo)
kei: 私もHSPかも…と思えるんですが 自分自身が「敏感」なのか「鈍感」なのかが わかりません 先生
tomo: 多分keiもHSPなんだと思う。敏感すぎるから、きっとつらい思いをしてきたんだろうね。わかりすぎちゃうから見たくなくて、見ないようにしてる。「鈍感なんだって」言い聞かせてね。もちろんすべてではないんだろうけれど、きっとそういう傾向なんだと思うよ。