近頃は養老孟子氏の話にハマっています。
「世代の違い」や「国会答弁のバカバカしさ」等の話もありましたが
若い人々に纏わる話も少なからずあって それらは同意できるものでした
「世の中詰まらねぇ。面白くねぇ。」という若者
養老氏に言わせれば このような感想も「正直」であるという点で そのまま受け入れられる心理ということになるのでしょう ただし「ずっとそのまま」であり続けることは 時間が流れ 変化し続けている現実と噛み合わなくなるので 見方・考え方が変わらないのは 足踏みというより「後退」につながる可能性がある と云っているのでしょうか…
春 当たり前のように咲いている 桜並木を見たとして 普段であれば「あぁ。今年も綺麗に咲いているなぁ。」と感想を持つかもしれないけれど その日の午前病院で「ガンステージⅣ 余命長くて1年」と宣告された後 桜を見た時 「どう見え 感じられるだろう」と述べています「心は変わり続けるもの」 そうですよねぇ… このように以前とは異なる理解・思いを 氏は総じて「学び」と呼んでいるのだと思います
以下の動画をはじめの5分間だけ見ました
「0と1の世界」=「コピーの世界」 全て0と1で構成される再現と分配と均質化の世界
どんな名画でもコンピューターは再現できるでしょう でも本物は1つだけ
ディープラーニングによって 碁や将棋でも人間を上回るでしょう 弛まざる再現を繰り返す計算によって 但し人間が指す碁や将棋とはまったく異なるモノなのかもしれません
一番笑えたのは「世界に一つだけの花」という歌 の氏の感想でした
一輪の花にコピーなど存在するわけがない 全く同じ花なんて存在しないのだから どんな花も世界に一つだけに決まってるのに なんで殊更に歌にするんだ?と言っています 然り。
kei