kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「酷似したものの 2つの距離は 最も遠い」

やっぱりAIやコンピューターのことを考えていた。

果てしないことだが「人間とAI」の相違について 逆に一致について 自分なりに納得したいと思ったからだろう

表題は「直感的に湧いて出た 私の呟き」 どこかで聞いたことがある

 

量子コンピューター」については しばしば書いたので 簡単に触れるだけにしよう

 

半導体という ONとOFFの集積は2進法の計算世界 文字・画像等あらゆる演算と出力を0と1の組み合わせによって 人間に見えるようにする その計算量は一気に読む込む0と1の数に関係するわけだから 10年以上の前の8bit  16bitコンピューターよりも 現在主流の64bitコンピューターの方が圧倒的に計算能力が高い そして2進法コンピューターには「エラーをチェックし修正する機能」を持ち合わせている

コインに例えれば 表が1 裏が0

 

それに対し量子コンピューターは「立てたコインが高速回転している状態」に似ており

マクロ状態としては「裏でも表でもあり 裏でも表でもない」そのためbitがなく

4桁のダイヤル錠を 普通のコンピューターなら10の4乗の計算を行うことによって解錠番号を探し当てるが 量子コンピューターは並行的に計算するのですぐに見つける

ただし現在の量子コンピューターは「計算エラーのチェックができない」という致命的な欠陥を抱えており 出力された数値が正しいとは限らない

 

ついでに「ディープラーニング(深層学習)」という2進法コンピューターの理屈について調べてみた

簡単に解せば「人間の脳」即ちニューラルネットワークを真似たシステムだとわかった 例えば1つの交通標識を画像として記録する 先ずは正面 次に下から見上げた画像 更には上から見下ろした画像 ついでに裏から見た画像 こうして交通標識を多角的にとらえるデーターが多ければ多いほど「精度が上がる」

Inputsが多ければ多いほど Outputsの精度が上がる

 

ディープラーニングは自動運転から医療機器まで幅広い分野に活用されています。

自動運転:自動車の研究者はディープラーニングを使い、一時停止標識や信号機のようなものを自動的に認識させています。さらに、歩行者検知にも使われており、事故の減少に役立てられています。

航空宇宙・防衛:ディープラーニングは衛星から物体認識・物体検出を行い、地上の部隊が安全なエリアにいるかどうかを判断するために使われています。

医療研究:がんの研究者はディープラーニングを使い、自動的にがん細胞を検出しています。UCLAの研究チームは、ディープラーニングの学習に必要な高次元のデータセットを作成する高精度な顕微鏡を構築し、正確にがん細胞を見つけ出しています。

産業オートメーション:ディープラーニングは重機の周辺で業務を行う作業者の安全性向上に役立てられています。人や物が機械の危険域内に侵入した場合、これを自動的に検出することができます。

エレクトロニクス (CES):ディープラーニングは、自動の音声翻訳に使われています。例えば、人の声に反応し、人の好みを学ぶことができるホームアシスタントデバイスには、ディープラーニングの技術が活用されています。

なのだそうだ…

 

さて…今話題の「AI」

ChatGPTでいくつかの質問を試みた 現在日本で利用されているのは4ではなく3.5という話もあるし 相変わらず途中で「エラーです」と放棄してしまうことが多いが…こんな質問をするとこんな答えが返ってきた

 

設問1「間違える 固執する 好きになる 死にたくなる 頭にくる 泣く 笑う ことはなぜ起きるのか」

途中でエラーを起こして尻切れトンボ

 

設問2「AIは夢を見るか」

 

設問3「AIに心はあるか」

という回答である

 

これらすべてを通じ コンピューター及びAIと人間の違いは何であるかを考えた

 

①一番顕著なのは「目的上『結果を出さなければならない』」というのが人と違う気がした 人は「わからない」としばしば言い 私に至っては圧倒的にそれが多い

②当然「演算するにとどまり 感情は持っていないし 忘れることもない」

③人間らしい言葉で出力されるが「中立的で凡庸」でつまらない(因みに「爆弾作り方」と入力しても 「社会的に好ましくない」と回答拒否される)

 

なぜそうなのか?

 

私の現段階の結論では

「人間自身が『人間とは何か』を理解していないため 人間にとって完全無欠なAIなど作れるわけがない。」

逆もまた真なり AIの研究開発は「人間を知る」 手段の一つと考えてもいいのだろう

 

kei