小学校3年だったか2年だったか…ともかく盲腸の手術で入院し 一週間だか10日後に学校へ行った 国語でいきなり小テストが配られ「これらの反対の言葉を書きなさい」という問題だった
私は書いた
大きい⇒大きくない
広い⇒広くない
重い⇒重くない …このように書いたため全部✕ 0点だった
先生が出題した「反対の言葉」とは否定形ではなく
「対義語」を書けということだったと後でわかった
対義語を辞書で調べると
1 同一言語の中で、意味が正反対の関係にある語。一方を否定すれば必ず他方になる関係の「男⇔女」「生⇔死」などの場合、程度の差を表す「大きい⇔小さい」「遠い⇔近い」「よい⇔悪い」などの場合、一つの事柄を見方や立場をかえて表現する「売る⇔買う」「教える⇔習う」などの場合がある。アントニム。反意語。反義語。反対語。
2 広く1に加えて対照的な関係にある語、例えば「天⇔地」「北極⇔南極」などをも含めていう。
なので ”一方を否定すれば必ず他方になる関係”じゃないとダメだとわかった
高校を卒業するまで 随分と対義語を習った気がするが…
世の中そうかと思えばあんまりそうじゃなかった。
大人の対義語は子どもだろう でも人であることには変わりない
男の対義語は女だが これもわざわざ対義させるから LGBTを認めるか とか出てくる
金持ちの対義語は貧乏 でも金持ち以外誰しも皆貧乏というわけでもない
だのになぜ 山ほどたくさん対義語を教えたがるのだろう
社会通念上重要だから? つまり「対義させることが重要」ってことだろうか…
わたしはそうは思わない 白黒の世界はスポーツとかはにあるけれど
他はみんなグレーの濃淡で 対義的ではない
大きい⇒大きくない 広い⇒広くない 重い⇒重くない の方が実生活に近くない?
ここ当分 スマホでもTVでもニュースを見ていなかった 集中できないから
今日 トルコ地震の被災者の数に驚いた
それ以外は 「対義的主張」「対義的判断」「対義的宣伝」が目立つ
右か左か…と考えがちだが 道がない真ん中を歩くこともできる
深井 克美(ふかい かつみ、1948年3月9日 - 1978年12月16日)は北海道函館市出身の洋画家。
《ランナー(未完)》の制作中の1978年12月16日午後1時頃、通りかかった練馬区のマンションの八階から投身自殺を図り、同日1時13分、近くの病院で死亡した。享年30歳。自殺の直接の原因は不明。
制作中絶命したので(未完)と注釈がつけられているが 私は少し疑問を持っている
北海道近代美術館所蔵の高さ2m近いこの作品
「深井克美最高傑作」と感じるのは私だけだろうか…
ミケランジェロのピエタや奴隷像にも未完を思わせる作品がいくつもあるが
完成とは呼べないかもしれない でも未完でもない気がする
kei