kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「薬屋のひとりごと」子猫がイイ!

子猫(シャオマオ)と呼ばれる主人公の薬屋

ストーリーもナカナカ でも際立っているのは「子猫」というキャラクター

ここ2,3年では「最好の性格」 私にとっては…

頭脳明晰 美しいのに敢えてソバカスをつけて隠しているのは ご愛敬というか オマケというか… 何より性格が好みなんだと思う

大好きな薬学に夢中になり「猫になって飛びつく」

幼い顔立ちの中に 一本の「芯」が通っている

と 細部を挙げても それらが混然としていて 彼女の性格を成している

当時 どこの国でも使われていた「白粉」の成分zink white(鉛白)が毒であることを見抜き 出産した一人の妃と赤子の病を助けるところから話は始まる (この「白」は油絵具の昔からの定番でもある…が「混色」には制約がけっこうあり 化学的に相性が合わないと黒化するなど変色しやすい)

圧巻は最終話

娼婦である生母が「梅毒」を患い 余命いくばくもない

それを元恋人であり子猫が嫌う実父 今は朝廷の高官が 紆余曲折を経て やっと身受けする

その儀は盛大に行われ 取り巻く娼婦たちは「祝いの舞」を舞うらしい

娘である 子猫は 薬屋であるはずなのに 夜 後宮の砦で1人舞う

涙一つ流さず ただ一心に舞う姿は胸を打つ


www.youtube.com

 

kei