kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「乾き」の正体

まだ 私の部屋はダンボールだらけである

今はトイレからバスルームのリフォームを自分の手でやっているものの

素人なので全然うまくいかない

驚いたのはバスタブが①斜めに設置されていた ②ステンレス製のバスタブの表面の保護ビニール膜が剥されていないまま埋め込まれていた(驚いた) ③バスタブの横に深い隙間があり そこの割れ目から水が染み出ていた …ま 安マンションってのはこんなもんだろう。と思いながら 連日セメントとコーングシリコンと闘っていた 水場周辺のセメントは浮き上がっており それをビニールシートで誤魔化していたのを直すのも一苦労 まだ終わっていない

ただ 自分で試行錯誤を繰り返すから覚える 失敗して失敗して学んだことは 別なことに生かされることもある

今まで大体この方法で生きてきた 「愚者の学び」

今は浴室・浴室前のセメント流しと防水加工 トイレの壁の再塗装 そんなことにかまけていて 区役所やスーパーに行くかたわら 一日一つ。しかできない

 

気候の違う場所で寝起きするだけでも 大脳の古い部分 小脳 延髄とかに負担がかかるのだろう… 多分そのせいで 鋏など使っていた道具をどこに置いたか忘れてしまう 「脳のリソースが今の環境に順応するので精一杯」なんだろう…でも それは自覚されないので 首や肩や太ももの裏側が何でもない動きでいきなりツリ けいれんを起こす

沖縄と異なり 夜は涼しい 纏わりつく湿気というわけでもない

今はそうだが 冬は寒くなるのだろう… これも大脳じゃなく 身体で予測しているのかも知れない

TVは見ない なのでまだアンテナさえ接続していない

タバコは ベランダで吸うことが多くなった 開放的になれる

それでも どこか乾いていて 水分をとっても 潤わない

 

どこが乾いているのか わからなかった

 

「音楽」だった

 

イヤフォンで好きな曲を聴いた時 乾いた砂に雨粒が落ちるように 吸い取った

当分音楽を聴いていなかったことも忘れていたが

飢え乾いていた正体であることも わからなかった…


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