kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「Try to fail yourself」

「Do it yourself」略して「DIY

それが好きなタイプと プロに頼むなりして解決してもらうタイプがありそうな気がする

どちらがイイとか…という話ではない

私はハッキリと「前者タイプ」なのだと思う そのせいでマトモに動いていたPCとかを中とか プログラムとか何度もいじくり回し2回ほど再起不能にした 素人が手を出すからこういうことが起きる。当然である でも 「バラしてみないと収まらない」「いじくり回したい」という性格は抑え込むことができない

移り住んだ名古屋のマンションも相当の築年数で アッチコッチにボロが垣間見える 壁に薄っすらヒビが入っている 一番ひどいのはトイレ 洗濯機 洗面台 風呂へと続く足元である 薄汚いシートが貼られており それが剝がれかかっている トイレも何となく匂う。ま…築200年とかのヨーロッパのアパートと比べりゃ「直し直し使うのが当たり前」だと感じる なのでシートを全て引っ剥がし 縁に埋まった毛玉ホコリを取り去り 下部に横に貼り付けられた分厚い粘着シートも皆取っ払い セメントで埋めることにした。

ベタベタだったり カチカチに固まった接着剤を剥すのに丸1日かかった そして10kgありゃ足りるだろうと思いセメントを流し込んだ

無残である 2つ持っている左官小手が見当たらないのでスクレーパーを使ってしまった それと何よりセメントは完全に攪拌しないとダメだと分かり 手痛い失敗。 写真の通りデコボコ。それに床が水平ではなく 奥まった部分はガチガチになった接着剤?シート?で誤魔化されていた

こういうの「建築あるある」なんだろうと やってみてわかった

見た目は全く同じでも いくらでも手を抜くこと 誤魔化すことができるし 丁寧に作り上げることができる。これが建築物というもので 高額を支払って新築した家も耐久年数が全く違うだろうし 手抜きと分かった時には「時すでに遅し」 ギターもそうだがピンキリなのは当然として 弾き手の腕と耳によって 5万でもイイのがあるし 50万でもショボいのもある 但し「家屋」となれば「住んでみてさえ 数年は当たりか外れか判らず 価格も質に応じているとは限らない」というのがコワい…

10kgのセメントじゃ全然足りなかった…もっと流し込み 最後は「ほったらかしても水平になる」小手要らずのセメントで仕上げ その上から防水塗料を塗る予定である

 

Try to fail yourself  「自分自身で失敗してみろ」

失敗経験と 得たノウハウこそが私の「宝」なのだ

 

今日はダイソーに歩いて買い物に行った google mapは相変わらず 車用で徒歩だと逆に迷わされる なので800mの道のりが倍となり やっとたどり着いたダイソーには 探し求めていた「左官小手」が置いていない始末…でも すぐそばにコーヒー豆を売っている店を見つけて入った 80歳を超えているだろう ただ一人の店主は スローモーションのように動き だが確実に豆を挽き 封をして手渡してくれた 味はマァマァ…今度は別の豆を買おう

こうして私は「目的地まで歩きたどり着く」ことも失敗し続けている

そうして小高い山の公園を見つけた  神社があるようだ…

公園の登り口 階段の横に立札があった

「人間の神はご勘弁。犬、猫、牛、馬、リス…動物の方の神がいい」 いつか来よう

竹林のあるこの公園に…

 

kei