50年後? 70年後かな…表題の通り「自由」という言葉が死語となり その頃の若い人々は意味も解らず 当然使うこともなくなるのではないか。と思う
先頃亡くなった「ホーキング博士」の予言では 人類の滅亡に関する事柄があり それはAIが重要なカギとなっていると思われる。氏の言では
「AIによって人類が救われるか、破滅に追いやられるかは分からない」となる。
未来はわからないから「未来」であるのは散々書いた
ここからはホーキング博士の考えも併せながら P.Kディックの作品やら 自分勝手な発想やらを交えて書くことにしよう…
私はとある大学で「障害児教育」に関して授業をやった
その中で「健常者」「障害者」という言葉や概念の危険性について触れた
人間はリバーシ―?オセロ?のような生き物じゃない 人としても「純白=健常者」「漆黒=障害者」に例えた場合 どちらも存在せず 誰しもグレーの濃淡であり ある明度に達すると「障害者手帳」を受け取り 社会的には「障害者」と呼称されるだけで 手帳の有る無しは「便宜的に」分けているに過ぎず 「実質はグレーのグラデーションであるには変わりわない」と言い これ以上説明すると 聞いている学生さん達が その時間に「内省」を始めてしまうだろうからテキトーなところで切り上げた
ADL=自閉スペクトラム症候群
日本語で考えると 特別な障害のように感じるが 別に落ち着きがなく走り回らなくても 目がキョロキョロ動きやすい という場合でもADHDだったりする 詳しく専門的検査すれば7人に1以上 いや…もっとだろう 統合失調症 双極性…とか 何ならかの網に引っかかる 3,4人に1人程度は「障害もしくは精神的な病」と関連性を持ち 犯罪を犯してしまったり 詐欺に遭ったり 虐待したり受けたりしている…ことがあると思う
IQでも同様だろう IQ80~90の人と接して違和感は感じられないだろうし ズバ抜けたIQの持ち主 天才アインシュタインは「アスペルガー症候群」という 真っ当な自閉症である。
なので医者 大学教授等でもアスペルガー症候群を有している人は珍しくも何ともない このような障害を有しているからこそ 高い集中力 弛まざる努力ができるというのもある かように人間とは「合理と不合理、条理と不条理、正気と狂気、正常と異常のアマルガム(混合物)」なのだが…
「AI」はアマルガムではなく 純粋な思考体である
なので「この2者は反りが合わない可能性が十分にあり、AIが政治や経済、教育を管理するようになると『人間の心そのものが変えられてしまう』」
例えば 怒りっぽい人の場合 該当遺伝子をチョチョイとイジれば たちどころに温和で落ち着いた性格に変えることができる 未来のAIはいとも簡単にそれをやってのけるだろう
その頃の人間には「個性」という言葉も無くなっているかもしれないし 「美人・イケメン」などいくらでも操作・整形し そうすることができるので意味をなさなくなる 頭脳については言うまでもない AIは進化し続けることを止めない 人間との距離は益々隔たっていく
遠からず 数十年の内に「戦争」はAI導入を拒む一部の国々を除き なくなるだろう
軽く「好き嫌い」は存続するにしても 「愛する」ことも 「信頼」も マジョリティから消え去る可能性がある
十数年前?にADHDの特効薬と呼べるほどの薬が発売され 多くの生徒は飲むようになった。 かように医療は変化し続ける ガンも同様 生存率が30年前と全然違う
AIによって人は「自由でなくなるのじゃない」
「自由」の意味がわからなくなる
という意味で それは「滅亡」でもあると 言い換えることができる
kei