kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「全て狭間世界の出来事」

これは絵のアイディアの一つか 単なるキーワードか…

距離のある物体は消失点に向かって無限に小さくなる なので道路も建物もそれに向かって消失していくという「線遠近法」のような「見方もしくはそのように加工された眼鏡如きもの」かもしれない

 

「世界の全ては 天と地の間で 幸福と不幸の間で 愛と憎しみの間で 裕福と貧困の間で 体力知力の高さと低さの間で 起こる」 生きている間には両極に触れることは能わず 命が生じた瞬間と死の瞬間にしか両極端には触れることはできない それは線透視図法と同様に「現実としてはあり得ないことであり 理論の極点」であるという点で似たようなものだと思う

 

しかるに どれ程の大富豪でも どれ程の大天才でも 「狭間の世界に在る宙ぶらりんの存在」であるには変わらない  その反対も同様で 人は生きている限り「底」に触れることは無いのではないかとも思う

ただ「狭間世界」「宙ぶらりん世界」ほど いい加減で 不安定で 傲慢で 狡猾なものは無い 戦争などと言う馬鹿げた行為を起こすのも 宙ぶらりんだから起こるのだ

ウクライナとロシアが行っているのは「戦争ではない」とネットで知った 戦争とは自国の利のために恣意的に起こすものであって その点ではウクライナは戦争をしているのではない「自衛」しているのである ただしEUNATOに加盟されてしまうと 現ロシアの体制には大きな障壁になるだろうという恐れから侵略に至ったわけだが…

これと同様に IQ80問題もある

世界が定めている知的障害の境目は70  それ以前に日本独自で定めていたのは75  そして識字率や学習環境も各国異なるわけなので 国民のIQの平均が90程度の国もあれば アメリカのように100というのもあり 香港や日本は平均106程度と世界で最も高い だがこれも「平均寿命」と同じで 全ての人がそうだというわけではなく 日本でもIQ80程度の人は13%以上いるといわれている

日本人の常識はそれを念頭に入れていない

学校が保護者宛てに出す「公文」は漢字だらけで 全ての保護者が理解できないことを考慮していない

それと同様に「新聞」も「流行語」も「政治家や評論家が語る内容」もIQ80の場合 理解困難だろうと察する だのにお構いなしに垂れ流している ひろゆき氏が言う「バカは…」

バカのどこが悪いんだ? お前の口汚い言葉よりもよっぽどマシじゃね?

 

日本という社会の中でいつも「ワリを食うのは狭間世界で喘いでいる側の人間」だ 

IQ80が知的障害の認定を受けられないように 何とかやりくりしながら日々生きている人々が どれほど多いかもっと知らなければいけないし 彼等は「雄弁さ」が足りていない分 マイノリティであることさえ自覚できないままなのだろうと思う ただ「しんどく 苦しい」としか感じられないかも知れぬし 「放置」されていることが事実だと思う

 

「弱肉強食」と ある人間が口走ったとしたら 私は「動物世界がそうではないし 言っている者自体が人間でも何でもない」と言うだろう

kei