kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「物語シリーズ」

〈物語〉シリーズ〉』(モノガタリシリーズ)は、『化物語』(バケモノガタリ)を始めとする西尾維新によるライトノベルシリーズ。「化物語シリーズ」とも 。イラストはVOFAN講談社BOXより刊行。シリーズ第1作である『化物語』は、2006年11月に同レーベルの最初の刊行作の1つとして出版された。

2024年 最新作が発表された「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」

ほとんど観たと思うが この最新作で作者「西尾維新」氏は面白いと感じた 近頃観たアニメでは1番。荒唐無稽で呪い 吸血 残虐シーンだらけのこの作品 しかし 伝えたいことは至極マトモで このシリーズの主人公の一人である「千石撫子」は不登校状態で 漫画家になるべく部屋にこもり 頑張っている ストーリーは「自分で 過去の様々な自分と折り合いをつけ 前を向いて歩みだす…」下手なカウンセリングより清々しい

また 別の話では吸血鬼に襲われて バスケ部に所属する女子高生4人が 生けるミイラになってしまう事件が起こる(行方不明を入れると5人となる)その事件の発端は「始祖の吸血鬼」と言われる1000年生きている吸血鬼で 600年前最も愛した日本在住の吸血鬼に会うため飛んできたのだったが ある夜一人の女子高生と出会い「自分を吸血鬼にしてくれ」と懇願され 始祖はその願いを果たすが 自分以外のミイラ女子高生は 彼女の吸血だったことが判明し これで計5人だったことがわかる 

「なぜ吸血鬼になど なりたかったのか?」と主人公は問う

バスケ部員は勝利にこだわり 土日もなく学校で練習をし SNSで「休むな」と頻繁に言い合うほど「行き過ぎたバスケ部」だったことを告白し

「吸血されなくても私たちはミイラだった ミイラのような高校生活だ 何が青春だ。青春の青は限りなく暗く深い青で『夜』のような青だ だから吸血鬼になりたかった。」と言う

このセリフを聞いて 今の高校生の心を語っているような気がした

西尾氏もそんなことを考えて また書きはじめたのかなぁ… なら「現代」を見ながら書いたといえる その姿勢を尊敬する

イチオシの作品 各物語シリーズから観ると話がわかるようになる


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