kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「地球の上を歩いてる」②

27歳の時 1人でネパールに行き 長距離バスに揺られてポカラに着いて「さくらホテル」という 日本人大歓迎風の安宿 4階程度でしたが屋上に小さなペントハウスがあり そこに3日泊まりました そのペントハウスは表も中も純白の石灰か何かで塗られていて 窓にはシダレがさがっていて 小さいながらも最高のペントハウスでした

夜は屋上から見る満天の星

朝目覚めると7000m級の「マチャプチャレ山」がドカーンと直ぐ目の前にそびえ立ち

その頂には神様が座っているんじゃないかって 感じました

ハッ〇ッ〇を やった後町に出たら 歩いてすぐに方角が分からなくなり 距離感もどうでもよくなって ただ「地球の上を歩いてる」という感覚にとらわれました

1人だということ 何処だかわからないということ 話しかけでも誰にも言葉が通じないこと それが「楽しさ」に変わっていました

 

新しい住処は 一応契約の寸前まで行ったので 来年の今頃は名古屋にいるでしょう

でも やっぱり「地球の上」

寒かろうが 熱かろうが 雨が降ろうが 風が吹こうが…地球という惑星の上

 

 …

マチャプチャレ 6993m

 

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