kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

山下達郎を激怒させた 中森明菜の「駅」

2022年09月17日 13:45記事

 

駅」という曲の作詞・作曲者は「竹内まりあ」であり この曲ができた時には既に山下達郎と結婚していたと思われる なので妻竹内まりあが歌う「駅」は編曲等 少なからずの山下達郎のセンスが入ってることだろう ともかく竹内まりあは中森明菜にこの楽曲を提供する
それを聴いた山下達郎は「この曲に対して示した解釈のヒドさに、かなり憤慨した」と振り返っている 聴いた途端は「激怒」だったらしい

問題の曲はコレ


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こちらはホンモノ また消されるとおもいます。当然ですが…


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一体どこが 何が 山下達郎激怒の理由だったか 皆様は聴き分けられただろうか…

 

中森明菜が歌う歌は「短調(マイナー)」が圧倒的に多く コンサート曲24曲全て短調だったこともあったそうな そしてそれが中森明菜という歌手を特別たらしめるところなのだろう なのでこの曲も「暗く 虚ろに 単調に歌っている」これがおそらく山下達郎が激怒した理由ではないかと思われる

 

山下達郎は若い頃の歌から知っているが 短調でも細い光が必ず差し込んでいるような曲を作る それが彼の生命観であり メジャーコード(長調)の曲では弾けるような歌だ 以前コンポーザー山下自身が歌った短調の曲「硝子の少年」を載せたが Kinki kidsだっけ? その差と違いにぶったまげた 名曲になってる(※動画閲覧止められたので コチラで… 見ず 曲だけ聴いとくんなはれ)


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比べてkinkiのその歌は まさしくkids「ガキの歌」 歌詞一つ一つの重みが全く感じられないし 場面をイメージできない 歌唱は特に髪の長い方がヒドい


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演奏は全く同じなのに歌い手によって これほど違う

中森明菜ファンは彼女の「駅」を支持するだろう だが「硝子の少年」の表現力の違いから見ても 山下の判断の方に私は軍配を上げる「暗く虚しく歌うことは誰にでもできる」 竹内まりあの「駅」にはそうでないモノが込められている 
それは悲しく辛いことがあっても「生きる」ことに似ている 

失礼だが ジャニーズの人々が歌う歌は「空き箱」のようなもの 他にも 中島みゆき 槇原敬之 スガ シカオが曲を提供しているが 作り手自身が歌うと それは空き箱ではなく「中に『心』がしっかりとした重みをもって入っている」 ま 槇原氏はSMAPに曲を提供して再起したのだが…

 

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