kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「松崎しげるはバカ天才である」

2020年12月12日記事

愛のメモリー」で過去に一世を風靡した 歌手:松崎しげる ギターもよく弾いた
この写真を「間違い探し」だと思い じっくり見て欲しい 何か変なのだ 分かるかな?

では次の写真 今尚「ギターの神様」と言われる ジミ・ヘンドリックス

これもヘンと言えば ヘンだが松崎しげるほどヘンじゃない ジミ・ヘンと呼ばれるが

ギターを齧ったことが無い方には 全くどうでもいい話なのだが
右利きの人がいる一方 左利きの人がいる 実は私は左利き
なので左利きがギターを弾く場合 ポール・マッカートニーのように左利き用(レフティ)ギターを購入し 弾くのが最も自然なのだが ジミ・ヘンは見た通り「右利き用のギターを使い左で演奏している」
ここで一つの不都合がある 指で押さえる竿の部分は「フレット」という金属で仕切られており それが音階を決めるわけだが エレキギターの場合 ボディに近いハイポジションで高音を出さなきゃならない時が結構ある それには「カッタウェイ」というボディの「えぐれ」が重要で ジミ・ヘンの場合上下逆のためハイポジションが押さえにくい 特に高音を出すのに弾かれる弦は最も細い1弦そして2,3弦あたりなので えぐれの浅さのため指が届きにくい でもジミ・ヘンは敢えて右利き用ギターを用い 弦も1~6弦まで逆様に張った これなら「ちいと大変だけどもまあ わかる」し 逆にそれがジミ・ヘンの場合 なぜかカッコいい(演奏がスゲーからに決まってるが)
因みに私は 兄が本来使っていたベースではなくギターも弾きたいと言い出し 無理やり右利き用のギターを買わされ 弾き方も右利きとなってしまった ライトハンド奏法(タップ)が未だに上手くできないのは 利き手じゃない右手を上手く使えないため ブツブツ・・・

ブツブツ不平不満を言うのはたやすい 責任転嫁もまた同じ 見ろ!松崎しげるを!
写真をみると分かるが「右利き用のギターをそのまんま。左利きで弾いている」
これはあり得ない 弦のはじき方も上下逆となり 通常のダウンストロークをするためには しゃくりあげるような アップストロークをしなければならなくなる 
これで演奏できるのは世界で松崎しげる以外いねぇのじゃないか?というくらいあり得ない
通常コードFを奏く場合このように押さえる

人差し指はバレーという棒状態にして6本の弦全部を押さえなければきれいな音が出ない
そして中指 薬指 小指は所定の弦を押さえるわけだが ギター超初心者はこのFが押さえられるか否かにかかっている メゲる人はここでメゲる

しかしだ! 松崎しげる 一体これをどうやって押さえているかというと

こうなるわけだ そして1フレット全てを押さえるバレーは人差し指だが他の指の配置は不明
そりゃそうだ 指の並び順は人間皆同じ なので松崎氏の場合ともかく上下逆様に押さえ
上下逆に弦をはじかなければいけない 写真の当人はおそらく「D」を押さえている 逆様だ
ムリだってそんなの・・・   だが にこやかに弾いているのが写真でも分かる
もうこれはパラリンピック的感動の世界かもしれないが
レフティというギターも売っているのに またはジミ・ヘンのように右用を逆に弦を張れば済むのに 何故かそうしなかった松崎しげる 意志を貫き通した清々しささえあり
「松崎さん あんたは天才でバカだ!スゲェよ。」と叫びたくなる
ギターをある程度弾ける人であれば 松崎しげるの超人性をご理解いただけると思う


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※ギターを逆様に持って実験してみたが…「不可能」とは言えない気もした ただ「なぜやった?」という疑問は残ったまま