近くで雷がバンバン落ちて目が覚め 空は暗く 起きた時はてっきり夜だと思った
ジュリーこと沢田研二 自曲で一番好きな曲は「カサブランカ・ダンディ」だとか… 作詞のプロ中のプロ「阿久 悠 」 元スパイダーズでキーボード担当「太陽にほえろ」等数々の名曲を生み出した「大野克夫」のコンビが ジュリーが纏うのにドンピシャの衣装をあつらえた。これがこの曲だと思う。
ここで歌われているボギーとは「ハンフリー・ボガード」のことだろう
「聞き分けのない女の頬を 一つ二つ張り倒して 背中を向けてタバコを吸えば それで何も云うことはない～♪」
現代では セクハラ＋パワハラ＋暴力＋タバコ…という この歌詞だけ切り取れば「放送禁止レベル」だろうか？
だが 作詞家 阿久悠は男と女の関係性をシャレを交えて見事に描いて見せた。とも言える 歌は最後まで聴くものだ
「世界は永劫回帰している」ので グルグル回っているから またいつかハンフリー・ボガードの時代も カサブランカ・ダンディの時代も回ってくることだろう
それとも ハイデガーが説くところの「本来性」は一体どちらにあるのやら…
少なくとも「深く考えもせず世論と同調する」ことじゃない
そう言えば萩原健一ことショーケンが語ったジュリーの有名な逸話がある。２人共テンプターズ、タイガースを解散した後 大野克夫 ギター井上堯之も加入した（「PYG（ピッグ）」という実力もスゴい グループを組んでいた頃か？ とある暴力団の男達に引っ張られ 事務所に連れて行かれ 相当な大ボスに「おまえらジュリーとショーケンだろ？ここで歌え」と言われた。ショーケンはオロオロしてたらしいが ジュリーは「おまえたちのような連中に聞かせる歌はない」と言い切ったそうだ。
ジュリーは歌の通り「ダンディ」だったわけだ…
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