kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「I decide who I am」 

「俺が誰かは 俺自身が決める」

Queenのヴォーカルにして ボヘミアンラプソディーという世紀の名作を生み出したフレディ・マーキュリーの言葉

フレディは「アンドロギュヌス」いわば「バイ」 男でも女でもあった

それをこの歌でカミングアウトした

当時は社会から受け入れられなかった自分の性的特性を この歌でぶちまけたのだと思う

だからこの曲は他のメンバーが「不要」として反対した「オペラパート」も入れられ シングル盤でも全くカットせず5分以上の曲になってしまった 当然ラジオ局は曲の長さに呆れ放送するのを敬遠した だが名曲は必ず広がる ある年行われたイギリスNo1の曲はビートルズのモノではなく この曲となり 小さな子供でも口ずさむ

ボヘミアン・ラプソディ

これは現実?
これは幻想?
地滑りに巻き込まれて
この現実から逃げることができない
目を開いて
空を見上げてごらんよ
僕はただの貧しい少年 同情はいらない
だって気ままに生きているから
少し いい時と 悪い時がある
どのみち風は吹いている
僕には大したことじゃない 僕には

ママ たった今人を殺してしまった
頭に銃をつきつけて
引き金を引いた そうしたら男は死んじゃった
ママ 僕の人生は始まったばっかりだったのに
僕は全部投げ捨ててしまった

ママ
泣かせるつもりじゃなかったんだ
もし明日の今頃 僕が帰ってこなくても
生きていって そのままに 何事もなかったように

もう遅すぎる 時間が来た
背筋が震えてきて
体中がずっと痛いんだ
さようなら みんな 僕は行かなきゃ
君たちを残して真実に向き合わなければ
ママ (まあとにかく風は吹くよ)
死にたくないよ
時々思うんだ 生まれて来なきゃよかったって

小さな男のシルエットを見た
スカラムーシュ スカラムーシュ ファンダンゴを踊ってくれないか
雷鳴と稲妻 僕はとても怖いよ
ガリレオガリレオ
ガリレオガリレオ
ガリレオ フィガロ 偉大な人よ
だけど僕はただバカな少年 誰にも愛されていない
「貧しい家族から生まれた哀れな少年だ」
「醜さに免じて彼の命を見逃してやろう」
フラフラ適当に生きていただけさ 僕を見逃してくれよ

ビスミルラ!(註:イスラム圏で「始め」の意味)裁判を始める!
「神に誓って!ダメだ、私達はお前を解放しない」 「彼を解放してあげなよ」
「神に誓って!ダメだ、私達はお前を解放しない」 「彼を解放してあげなよ」
「神に誓って!ダメだ、私達はお前を解放しない」 「彼を解放してあげなよ」
「お前を行かせはしない」僕を解放して
「お前を行かせはしない」僕を解放して
「ダメだ、ダメだ、ダメだ、ダメだ、ダメだ、ダメだ、ダメだ」
マンマミーア マンマミーア マンマミーア 解放してよ
ベルゼブブが 僕を始末するために 悪魔を一匹用意しているんだ
僕を殺すために 

僕に石を投げつけて つばを吐きつけようとしてるんだろ?
僕を愛した後に 死ぬまで見捨てるつもりだな
あぁ そんなむごいことを僕にできるのかい?
出ていかなきゃ こんなところから今すぐここを出かなきゃ

どうだっていいことさ
誰にだってわかること
たいしたことじゃない
たいしたことじゃないんだ 本当に 僕にとっては
ともかく 風は吹く…

 

フレディはバイセクシャルを自覚したが 当時の世間は認めなかった

「自分自身を銃で殺した」「自分の人生を投げ捨てた」と歌う それは神からの罰を受け 人々から石を投げつけられる行為だった…

けれど 最後には

どうだっていいことさ
誰にだってわかること
たいしたことじゃない
たいしたことじゃないんだ 本当に 僕にとっては
ともかく 風は吹く…

 

これはもう悟りみたいなもんだ 静かな死への覚悟だ

だから 何度聴いても私は 噛み締めるように聴く

 

「I decide who I am」 

 

世界? 戦争? 国家? LGBT

 

関係ない 「己が誰かは 己自身が決めるのだ」


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