kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「300億円の絵」

以前も書いたが「開運 何でも鑑定団」という番組が嫌いである

なぜなら「新しい価値」を見出すことが出来ないからだ

 

サザビーズなどオークションにかけられた高額な絵の動画を観ていた

アメリカを代表する アクションペインティング作家 ジャクソン=ポロック

この絵の落札価格は2億ドルだった  「Number17A」

ポロックの作品としては初期 1948年だが

ただ絵具を垂らしぶちまけているのではなく 面の多重性やイメージの多様性に気を配っているのがわかる 大胆で繊細な見事な作品だと感じる

とりわけて3本描かれた「白」は美しい 肋骨か 横断歩道か…

 

2010年以降 名画の値段は「数百億円」規模に跳ね上がっていく

しかし 1枚の絵であることには変わりはない

何でも鑑定団」がこのポロックの絵に300億円の価値をつけるだろうか? 

精一杯でも一桁以上減った金額をはじき出すだろう

 

所詮TV出ているプロの目なんぞ そんなもの…

 

 

kei