以前も書いたが「開運 何でも鑑定団」という番組が嫌いである
なぜなら「新しい価値」を見出すことが出来ないからだ
サザビーズなどオークションにかけられた高額な絵の動画を観ていた
アメリカを代表する アクションペインティング作家 ジャクソン=ポロック
この絵の落札価格は2億ドルだった 「Number17A」
ポロックの作品としては初期 1948年だが
ただ絵具を垂らしぶちまけているのではなく 面の多重性やイメージの多様性に気を配っているのがわかる 大胆で繊細な見事な作品だと感じる
とりわけて3本描かれた「白」は美しい 肋骨か 横断歩道か…
2010年以降 名画の値段は「数百億円」規模に跳ね上がっていく
しかし 1枚の絵であることには変わりはない
「何でも鑑定団」がこのポロックの絵に300億円の価値をつけるだろうか?
精一杯でも一桁以上減った金額をはじき出すだろう
所詮TV出ているプロの目なんぞ そんなもの…
kei