kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「地球の上を歩いてる」

朝 駐車場までの400m程度歩く 2つの公園を斜めに渡り 樹木の根や落ち葉も踏みながら歩く 朝から車の往来も少なくないので側溝の蓋を踏みながら歩く時もある

今日はなぜだか歩きながら 私はピエロの様に「球」の上を歩いている気がした

そうだ 地球は平らではない 「球」なのだ

直径は約1万2700kmの球

 

午後病院に行った 7回目のコロナワクチンを接種した

出る時 看護師さんに付き添われながら タイヤのついた四角形の歩行補助車をお年寄りが真剣に押し ゆっくり歩いていた 本当にゆっくり… 1m進むのに5分かかると思った でもこのお年寄りも丸い地球という球の上を移動していると思った

 

飛行機に乗れば アメリカ サンフランシスコまで 9時間20分 凄い速さだ

人間は歩いても歩いても 遠い月から見れば「アリの歩行距離」と大して変わったようには見えないだろう 1万2700kmにとって 1kmも 5kmも    10mもそんなに変わらない

だから 移動に関しては「人間はアリ程度」なのかも知れない

今日もどこかで 今 誰かが 何かが 歩いたり 移動している

何かとは 昆虫であり 鳥であり バイソンだったり トラだったり…

皆 丸い地球の上を移動している

 

当たり前の事なのに 不思議な感覚に見舞われた

 

kei