kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「正義」

今回の記事も「呟き」でなければ個人的な日記

ダンまち4」を見ていた このアニメは設定は特別斬新というわけではないが 台詞に重みを感じられる時があり キャラクターの一言が記憶の中に巣くってしまうことがある

ニーチェは言った「生きることに意味は無い」と つまりは「今生きていること 存在していることそのもの」が前提であり全てだと言っている気がする それはサルトルなどの実存主義を生み出した

ニーチェはさらに言った「『絶対』などこの世に存在しない」しかしこの弁自体が絶対ではない

私はこれらの考えを支持する方の人間だと思う

では「正義」とはなにか?

この命題について「ダンまち」はヒントをくれた

 

アメリカ合衆国は下院は ウクライナへの支援を止めイスラエルに2兆円規模の支援を可決した イスラエルガザ地区に絨毯爆撃を行った 引き金になったことは「ハマス」という組織が突然イスラエルの音楽フェスを強襲し 200名以上を撃ち殺し 数百人の人質を捕まえ逃げ去った イスラエル南部に侵入したハマスは村を襲い 赤ん坊の首を切断した それがいくつも並べられていたという話もある

イスラエルが激怒した アメリカの仲裁がなければ もうガザ地区全体が廃墟になっていたかもしれない

ハマス及びシーア派武装組織は「ジハード」即ち「聖戦」だと思ってやっている

イスラエルユダヤ教を信仰する者として そして多くの犠牲のため 人質奪還のために戦っている アメリカ在住のユダヤ教及びキリスト教信者は多い ユダヤ教信者は大資本家が多く それは上下院議員の選挙にも影響する

…と様々な事柄と思惑が絡み合い「何が悪で何が正義なのか わからなくなりそうになる」

 

そこで「ダンまち」での 1人の女性の言葉が私の頭を駆け巡っている

「絶対的な正義と呼べるものは無いかもしれない。けれど『正義に見せかけた 正義のふりをした悪』だけは取り除かなければならない」

またぶり返すようだが オウム真理教も 自らを「正義」と名乗ったことだろう

絶対的正義など無いはずなのに「正義」を口走ってしまった瞬間から 宗教は壊れ始めていく

それはジハードと叫ぶハマスもまた同じだろう 「絶対的」「正義」と口に時その時人間は狂い始める

私は「神」が「絶対者」だというなら肯定しない 「正義」を連呼する者は もっと肯定しない

器に注ぎ込まれる水が溢れ続けても 100%の状態でないかもしれない 同時に水は気化しているかもしれないし 原子以下のレベルでは100%という絶対はあり得ないかもしれない

大義」などという言葉が「正義感」を礎にしているのなら 更に疑わしい

 

「絶対」や「正義」という言葉は 本当は人間如きが

使えるはずもない言葉なのじゃないか…と今は考え続けている

 

kei