kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「黙る時があって 話す時がある」

水原・大谷氏のことや松本氏のことを数回書いてゲンナリしたところをみると「スポーツ・芸能」向きじゃない と自分をつくづく思う

リニューアルした総合病院の壁面には このようなレリーフがあった 3mはありそうだ

これはとある作家の作品だろう 琉球石灰岩=石化したサンゴを板状にし 中央やや上に模様が集まる部位に光を当てている

色 質感 光の使い方など「良い作品」だと感じた

ただ石灰岩に走る細かな線は「自然にできたモノでなくグラインダーによって彫られていること」が近づいてわかった。

これが自然の模様なら「すごく良い作品」 でもそんな石 とてもじゃないが見つかりにくいし 「彫る」方がよっぽど合理的で これによって「作品」だと理解も出来る ただ美しいのは琉球石灰岩という「自然」の方

 

モスクワでコンサート会場乱射事件が起き133名 殺された事件

私は「オートマチック」という言葉をポカンと連想した

宇多田ヒカルのデビュー曲名でもあるけれど「automatic」は概して「機械的・マシン」に用いられやすい言語で 人間の行動・心理としては「機械的なほど」と彼女は歌っているのだろう

「オートマチック拳銃」「セミオート拳銃」から始まって 自動小銃 そして第一次世界大戦から用いられるようになった「ブローニングM1917機関銃」にたどり着いた

水冷式であるため 銃身がやたらに太い この銃の発射数は415発/分である つまりは大型旅客機に搭乗している人々を たった1分で皆撃ち殺せることになる 原子爆弾も非現実的だが こちらは多数存在し使われ続けた ただの1分間に「人を殺すだけのために」400発以上の弾丸を発するこの兵器の方が なぜか「おぞましく」 そのおぞましさというのは この銃を使う兵士ではなく このようなものを作って勝利しようとする人間心理のほうにあるような気がする

イカレている」  人間はイカレた生物である。実感した

 

先ごろ「大谷選手のコメント」が全世界に述べられたが 彼の言葉に注目することと 今もどこかで1分間に415発射される弾丸によって夥しい数の人々が死んでいることと どちらに注目することがイカレているのか よくわからなくなってきた…

 

kei