kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「霧の向こうの教室」

どうしてプーチンを悪だと決めつけ 罵ったのか… 過日は感情的だったが 今なら冷静に言える「彼こそ 自分がウクライナを散々批判している『ネオ・ナチズムの権化』であるから」に外ならない

少数民族やネパールの人々 すべて自分達「スラヴ民族」でない人々を 前線に狩り立て「肉の壁」としながら前進していた 当然モスクワに住んでいるスラヴ人とノルマン人の混血と察せられる「白い肌の人々」には他人事

民族主義を批判しながら民族主義者であるこの男は「矛盾」しており それを権力によって誤魔化し 抑圧し 時には暗殺し 自己を正当化する「悪人」だと判断した

 

私は夢を見た 学校教師をやる夢だった 当初予定されていた学校に赴き2,3時間何かをしていたようだったが 突然「別の学校に行ってほしい」と校長に言われ その日の内に職場が変わった 私が担任になるだろう教室は 理科教室の奥にあり そのドアはなぜか霧が貼りつき「ボワ~ッ」としており ノブの位置さえ手探りだった そのノブを回すと 先ず教室が狭く異様に縦長で 汚れ ゴミだらけ 時間割は2022年と上部に書かれ 紙自体が斜めにぶら下がっていた

中学のようだが そこに居る20数名の生徒はマトモじゃない 極道の息子たちがいきなり私を脅してきたり 紫色の顔をした 生きているのか死んでいるのかよくわからない生徒がいたり 途中でフッと教室から消えた女子生徒は「悪魔」だった 仕方なく初日から その生徒の家庭訪問をする羽目になった どの部屋も薄暗く陰湿な部屋で 奥にその女子生徒は膝を抱えてた 私は何とか説得し教室に連れ帰ることができたが どういうわけか 時間割を見る限り 国語も数学も社会も理科も 教える先生は来ず 全部私が担当することになるだろうと察した…なのに「やっと自分がやってみたいクラス」に巡り合った気がした  そこで夢は終わった

私が惹かれるのは「未知なるもの」「常識を超えたもの」なのだと改めてわかった

それはダッカ空港に降り立ち 空港を出た途端数十名の物乞に詰め寄られ まるで「物乞い満員電車に押し込まれ身動きできなかった」あの時の感覚に似ている 思考は停止していた ただ ここが日本ではないことは実感した

そんなこともあってか 私は「民族思想」 それは自国「日本民族」であったとしても それに拘る人は好きにはなれないだろうと思う 右・左という思想の問題じゃない

「人間は動物の一種にすぎず その点では『存在としては他の動物と同じ』」だと思っている ハイデガーの「存在」への私なりの回答はこういうことになる

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