kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「楽しみ」

            脳内の発光

 

できたんだか できていないのかよくわからない絵

ただ 私は一つの漠然とした意味を考えながら描いた 

雑念が混ざってる時点で出来は良いモノにならないのは知っていたつもりだが…

 

「退職する時何を話そうか」考えてしまったことがきっかけだ

 

私は今迄の職場の自分を どうだった ああだったとか振り返る気は全くない

むしろ部署の皆に 一つの質問がしたいと思った

「今 働いていて楽しいですか?」

どんな答えが返ってくるんだろう…

私なら「全般的には楽しくなかった」と正直に言う

こんなことを言えば「就労とはそういうもの!」とか反論が返ってくるかも

だけれど 30年勤めていて感想がコレではなぁ…

そして多分 私と似た感想を持っているベテランは結構いると思う

目的・方法・手段・評価…とか そんなことばかりかまけていて楽しいわけがない

 

でも「楽しい」は重要だ

ゴーダマ・シッダールタが「一切皆苦」だとか 「生老病死の苦」について

いろいろ説明していて ”結局みんな苦しい” みたいなことが人生だと

言いたいのかも知れないが せっかく生まれて「苦」ばかりじゃなぁ…

だから描きながら「楽しい絵を描こう」とか「楽しみながら描こう」とか雑念が入っている分 ワケのわからん絵になってしまった

 

「楽しさ」なんて人それぞれ

だから描いている私だけが楽しんでも 楽しい絵というわけでもない

観る人が楽しいと感じられればいいか と考えても自分じゃないのでわからない

「美しい」… 尚更よくわからない こういう「抽象的感性」が芸術なので

結論は出ようもない

 

ただ「楽しい」は大事

 

学校でも職場でも これが無いとどんなに頑張っても 正しくても いずれ廃れる

 

kei