kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「2123年」

100年後の世界を想像しています。

 

それは「人間ー(テクノロジー+労働)=どんな人?」という世界

※何故「テクノロジー」を差し引くのかと言えば 数十年後に起こると言われる「シンギュラリティ」(特異点)を想定しているからで そうなった場合 無段階的に高度化し続けるコンピューターもしくはAIが 人間の頭脳に取って代わると予想されるので…

簡単な思考実験の典型は「核融合炉の実用化」かもしれません。

ただし問題は山積み 核融合の原料となるトリチウム(3重水素)はごくわずかしか存在しない貴重な元素です。(同位体って言うのかな?)自然界ではすぐに壊れてしまうので、1グラム400万円くらいで取引されているとか… それをバンバン消費する核融合炉は「今世界中で実験出来ていても 燃料確保に大きな問題を抱えている」ことになります

ヘリウム6 ヘリウム3を衝突させるとトリチウムが生成されるらしいですが そうするにも莫大な費用と繰り返しの研究の積み上げが必要になるでしょう

 

なので「核融合発電実用化は100年後」と予想されています

 

ただし それが達成された世界は一変します

あるページから引用すると…

核融合エネルギーの5つのメリット】
1 膨大なエネルギーを創出し、持続運転が可能。人類の生活を支えるベースロード候補になりうる
2 安全(原理上メルトダウンは起こらない)
3 CO2およびそのほかの温室効果ガスを一切排出しない
4 高レベル放射性廃棄物を出さない(約100年で自然界に存在するレベルに戻る低レベル放射性廃棄物は出る)
5 燃料源にほぼ困らなくなる(海水中から回収できる資源を活用するため、事実上、無尽蔵のエネルギー源といえる)

【人類への5つのインパクト】
1 ほぼ無制限に利用できる究極のエネルギー源の獲得
2 現代文明の「電気社会」への移行の加速と、地球温暖化問題の解決
3 化石由来燃料の保有/埋蔵に基づく地政学パワーの消滅と、それに起因する紛争の消滅
4 世界各地の電力入手コストの低廉により、二次効果として各種諸問題(食料-水-貧困-教育など)の解決
5 宇宙進出に必要なエネルギー源の確保

日本でITER計画を牽引する杉本氏は、核融合エネルギーが実用化されるようになったら「人類がより長生きできるようになることが考えられる」と言います。

 

ほぼ無制限に利用できる究極のエネルギー源の獲得ができるということは「コストを考慮しなくてよいことになり コストを考慮しなくても様々なモノが手に入るわけなので”概ね働く必要がなくなる”」ことになります

 

2123年 そんな世界になっていることを想像してみてください

恐らくは 今の私たちとは「相当異なっている人類」ではないかと思います

 

AIも高度に発達し ロボットはほぼ人間と同じことができ 医療は更に進展し アンドロイドもコンピューターによって生み出され 人の寿命は200歳程度まで行くかもしれません それも若い身体(半分機械かもですが)のまま…

脳科学や遺伝の研究も十分に発達し 意図的に「天才」を作れるかもしれませんし AIが発達しているので天才を生み出す必要もなく 見た目の美しさなど当人の思い通りにできるでしょう

 

さっきまで 世界の子どもの出生率を調べていました

基準である「2」を切っている国は極端な韓国を筆頭に日本 シンガポールなど先進アジア圏が1.3程度になっていて アメリカ イギリス フランスは1,8程度 南米やアフリカ 途上中のアジアはどんどん増え続け「6」という数値さえみらるため 世界人口は80億に近づいているわけですが このような問題も核融合は全て解決することでしょう

「国家」は存在するでしょうか… 国家に別れる理由は大体「民族・言語・宗教・地理的条件」等でしょうが それ等の障壁が100年後あるようにも思えません

なので少子高齢化問題 宗教2世問題 そして戦争 は100年後には無いように思われます

 

これから100年は動乱の時代 波乱万丈の世界だと思います

ただし 「曾孫」が生きているであろうその世界は「ほぼ天国みたいな世界」

 

その中でも人は争うでしょか 「テクノロジー賛成派と否定派」とか「気象操作(これも可能となるでしょうから)の是非について」とか 「アースノイドスペースノイド問題」とか 「犯罪」についてとか… 100年後の世界を想像するのはムズカシイ 「結婚」なんかは趣味の領域になっているかもしれませんね

 

あと100年 人間はどう生きるのでしょう どうやって乗り越えていくでしょう

 

kei

 

あ。3万年前そうしたように 100年未来もヒトは絵を描くと思います どんな絵なんだろうと想像します