kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「『悪』の権力者が多いのは 何故なのか」

朝方見た夢はまるで白地の紙に黒いインクで描かれただけのアニメーションの世界だった

従者のアンドロイドに向かって 身の丈ほどもある長く白いひげを生やした白衣の神が呟く

「やはり 人間は失敗作だった。消し去るしか策はないようだ…」

言葉はそれで終わり また白と黒の線の世界にもどった…

 

世界の事件や争いを見すぎたせいなのだろう だからこんな夢を見る

 

中国では豪雨によってダムが決壊しそうになった 共産党は放水に踏み切ったが 下流には村も人も存在し なんの避難勧告もなく放水され 人も家も流された

2009年に完成した 1万年は持つと自慢していた同国の「三峡ダム」は日本のダムの5倍を誇る超巨大ダムである ところが鉄筋・セメントに粗悪品が使われたのか もう水漏れを起こしている 現在対策は講じられているようだが このダムが決壊すると上海等大都市が水浸しとなり4億人に被害が出ると言われている… 習近平はどうしようもない指導者だが 毛沢東の時代から2000万人を粛清する「人の命などただの数」という思想が根付いていた気がする

ウラジーミル=プーチンも同様 第二次世界大戦 スターリンのドイツとの戦争 その後の数千万単位の粛清 まるで他者の命を塵のように扱う その後継者がプーチン

北朝鮮では太った権力者が 気まぐれに人を撃ち殺し 気まぐれに女を選び弄んでいることだろう

軍国主義化したミャンマー アフリカ諸国 以前は日本と昵懇であったインドネシアも奇妙な国に成り下がった…

 

ウクライナ大統領ゼレンスキーは戦地に赴き 兵士を励ます

ゼレンスキー以外 こんな行動をとれるのは先に挙げた国々の代表にはいない

 

「自分の命と他人の命は 飼っている猫と野良猫と 天と地ほどに違う」

 

白色の神は「やはり 大方の者はそうなのだろう」沈黙し思いに耽り

「ただの普通の人間が権力を握ると その権力が他に比類なきものとなってしまうと 徐々に悪魔よりも手が付けられなくなっていく」ので それが人間の業なのかも知れぬ と考えている

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