kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「巷で当たり前に使われている言葉」

ネットでもニュースでも 用いられる頻度が多い言葉は「そのこと自体に疑問を抱かせない」という魔力のような力を持つ

「大炎上」 言葉に火が点くわけもないのに 本物の火事より大衆を引き寄せる

人生100年時代」この言葉を思いついた者の後頭部を殴りたい 健康年齢がいつくなのか 日本では100歳まで生きる人の割合は男性で約1.6%、女性で約7.0% これでどうして100年時代なのか意味不明

「第二の人生」これも奇妙な言葉である。 どこで第一 第二と分けているか 「老人」を境としているのか 定年を境としているのか知らないが 「人生はただ一度 第二などあるわけがない」 一度だからこそ 今生きていると感じることができる

このように ひねくれものの私にとっては 迷路の中で迷わせられる間違った道が山ほどあり 3つどころか挙げればキリがない

そんな中でも 正しいのか 正しくないのか いい話なのか いい話じゃないのか よくわからない話を見つけた それは「老いらくの恋」についてだった

30分ほどの動画だが 私にとってはとても意味深いものだった


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男女の交わりについては 「是も非もない」というのが実際で 

「愛」なのか「欲」「執着」なのか議論することもどうかと思う

オーデンの言う通り「人はエロスと泥」から出来ており 純粋な愛から生まれたとも思えない 

ただ どうしてだろう… 死に向かって歩み続ける私には仏陀の言葉は残り続けると思った

 

仏陀は「愛」や「執着」について語っているのではないのだろう 

「孤独」の意味を説いている   

それは「死の前日ならなれる境地」という気がする  …情けない話である

 

kei