kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「ざんねんな…人間」

配偶者の愛読書に「ざんねんないきもの辞典」がある

私はチャンと読んでいないが 「シマリスは頬袋で食べ物が腐って病気になる」

という裏表紙を見て そうだろうなぁ…と納得する 長さ7cmもあろかという乾燥スパゲティを頬袋に入れて 今にも頬袋に穴が開きそうなのに 食べ物は他にいくらでもあるのに ウチのシマリスは そういうバカなことを山ほどしでかしている

 

「なんで?」 と聞いても答えが返ってくるわけじゃない

 

この本 自然と笑いがこみ上げてくる動物のエピソードがたくさん載っているらしいし どうしてそうなってしまったのか 人間にはわからないこともあるだろう

 

それから私は今はただ一人の同居人である妻に言われた

「あんたはこの図巻に載せられるほど 『ざんねんな人間』なんだと思う」

それは私の未来を含めてそう言っているのかどうか…

ともかくそういう風に見えるらしい

 

但し! 長い長い地球の歴史から見れば

数億年も存続し続けた恐竜から見れば

考えていたよりも早く あっさりと絶滅し

 

「人類全体がざんねんな生き物」になるのじゃないかと思われ

 

もしその時幽霊になることができて その本を開いた時

私は笑い転げるだろうと思う

 

kei