kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「己の死を『楽しみ』と感じる心」

芸術家と医者で一致する死後のイメージ 横尾忠則&帯津良一「死が楽しみ」(1/6)〈週刊朝日〉 | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)

興味深く上記事を読みました

 

横尾氏帯津氏の対談は「自殺願望」であるとか「希死念慮」とは対極の事柄

両氏共82歳を迎えたとのことですが 「死んでみるのが楽しみだ」と言っています

二人にとっては「死後の世界」があるからでもなさそうで… 一回きりの「バンジージャンプ」如きものだと知った上で笑談しているようです

でもそれは「命綱ナシでバンジージャンプ」をするのとも違うのだと感じます

「死んでみる」というのは「ごく自然」として捉えられていて 意図もクソもなく この世もあの世もなく 無なのか無じゃないのかもどうでもいいのでしょう

 

ただ単に 「今後生きている自分を前提としていない」 という潔さから来るのだと思います

 

私も退職してから このような話をする二人の心境が少しわかるようになりました

 

生きることを前提としているのではなく 生きているから あーでもない こーでもないと考え 何かをし 眠り 食べ 排泄しているに過ぎず

「存在」は今この瞬間にしかなく 

「未来は存在とは全く別物」だと感じています

 

サンタナ」のジャケット等 グラフィックデザインを手掛けてた横尾忠則

その後画家に転身し自由奔放となり 往復書簡相手の瀬戸内寂聴は他界し 「やるだけやった」と思っているのかも知れません 少し羨ましいです。

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