kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「尾崎豊的生き方」


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世界古今東西 アーティスト(?)と呼ばれる音楽に携わる者 絵画等に携わる者の中で20代で その生を終える者は存外に多い

尾崎豊は天才だと思う これは好き嫌いでそう思うのではない 彼自身の音楽に全力と全ての思いをぶつけているのがわかるからだ…

英米パンク系アーティストなども 20代や30代前半で早世する人は珍しくないかもしれない

なぜそうなのか と考えれば「そういう生き方をしているから」とも言える気がする まるで「強い炎で早く燃え尽きる蝋燭」のように…実際には 精神的にギリの状態で生きているためか 自分の健康を顧みる感覚がなく 薬や酒などもやってしまうため 自壊してしまう

 

結核という持病を持っていた 画家「青木繁」は1882年7月13日 - 1911年3月25日 28歳という短い生涯を終えているため 未完成の作品が多い だが並々ならぬ才能は若い内から開花し 現在の東京芸大を卒業するころには「海の幸」という重要文化財に指定される程の「未完傑作」を遺している

大学を卒業し 大画家の道を約束されたはずだった青木は 何故かスランプに陥っていく 死が近い1907年 画風の違う「わだつみのいろこの宮」などを発表するが 美しい絵だが 力は落ちているのがわかる なので彼のピークは20代前半だったことになる

70歳を超えて開花した画家もいれば 30 ,40歳で消え去る画家も多い

大学時代は油絵を描いていたので 私も使用していたが 油絵の具は1週間乾かない なので早く乾かすために「シッカチフ」という溶剤を混ぜ込む すると一晩でほぼ乾く だが この溶剤は使用者の健康を著しく害し そのせいで短命で亡くなった者も少なくなかったのではないか…という説を聞いたことがある

ロックアーティストも コカイン等薬物接種や感電とか?して死んでしまう者も少なくない

 

どうして早世する者と長生きする者がいるのか…

それは「宿命として定められた『命の蝋燭』のせいか?」 …わからない

 

ただ結果として傑作音楽は 傑作絵画は

短命を感じさせるものでも 長命を感じさせるものでもない。

純粋に 聴く者・見る者に「輝くような何かを感じさせてくれる」

そのために描きたい と自分は思うし 目指すものは何ら変わりがない

作者が長生きできたかどうか…などは どうでもいいことだと思う

 

kei