kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「空飛ぶ魚 水の中を生きる鳥」

前回の「メタ認知」「メタバース」については 自分で書いていて 半分は虚ろな話だと思っていた

「自分を自分として認知している」人間という生物が5~3万年前に既に生じたという事は もうその時点で自我という「メタ認知」ができたことになり その頃から現在に至るまで 人は現実の中だけで生きることも メタ世界で生きることもできたということになるのだろうと思う であるならば真逆の事も同時に言えることとなり

 

「人は現実を現実として認知できないし 対して 仮想を仮想としても認知できず その区別が元々できない」…というけったいな生物であると思われる

それは先述の通り「自我」があるためだ

だから この世界が本当に現実であるのか メタバースごとき夢の世界なのか どちらなのか証明できる者は恐らく皆無だろう

インドの ある思想では「この世の全てが夢でしかない」と断じている それは不可思議なことでも 不条理でもない

あなたは現実を生きているとは言えないし 夢幻の中で生きているとも言えない

そのどちらでもない これがゴーダマ・シッダールタ的見解だろうと思う

その証明として「宗教を求める性質」が 遠い過去から今現在まで続いている

人間以外の動物なら 宗教なんぞ不要である 彼等に「メタ・仮想」は存在しない

 

娘と共に名古屋を歩いている時 私の方が足が遅くてドンドン引き離された

だからこれから体を少し鍛えねば…せめて足を何とかしなければ けれど自分の身体を改善しようとする「運動」を実際やれば 現実なのかといえば恐らくそうではない

全ての行為 全ての想像や思考は 「現実でも夢でもない」

それを何と呼ぶのが…誰も知らない

kei