kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「肉食の熊は短命だとか」

さっき家人が寝ぼけ眼で話しかけてきた「ヒグマの平均寿命は20歳くらいだけど 幼い2歳頃から牛・馬を食らったクマは7年くらいで死んでしまう」骨のDNAを調べた結果として浮かび上がった事実らしい

これを聞いて察するところ「本来雑食であるクマが肉ばかり食べると栄養バランスに変調をきたし寿命が短まる」近頃ササミばっかり食べている私もそうなるかもしれないと思った

人間とクマは「雑食」という点で類似している

オオカミは完全肉食だったろうか…わからないが 

人類は主に3つの理由によって多くの動物を絶滅させてきたと思う

①食料として

②人間に襲い掛かる害獣として

③は①②の影響を受け食物連鎖のピラミッドが保てなくなり連鎖的に

 

スマホニュースをみるとよく「熊被害」の記事が載っている

森を奪われ住処を失ったのも理由だろうし 身近に食いものがあることを発見したのもその理由だろう

人間とクマ 1対1では対等なのだろうと思う 食うか食われるか。になるかもしれず 人は武器を持たなければ ヒグマの右フックで首が吹っ飛ぶ 大きなクマと戦っている格闘家の動画をチラリと見たことがあるが「ヤラセ」に決まってる どんなに強い人間もヒグマに勝てるわけがない

因みに地上最強は「ゾウ」 小象でもないかぎりライオンは襲えない 半径500m以内に近づけば時速50kmで走って来て 人間を踏みつぶす 家も踏みつぶす ゾウが暮らすアフリカでは まだ命のやり取りをゾウやカバと行っている

「アッサジ」という記事を書いた時 私なりの感想は「人間は人間側の目で見て 物を考えることしかできない動物だとつくづく思った」アッサジはそうでなかった という話だろうと思う「限りなく動物として公平で 情け深かった」ということなんだろう

 

さて北海道を中心にして クマ被害の問題について再度考えてみると…

クマは被害を与えようとは思っていない 腹が減れば木の実等でなく鮭でも牛でも人間でも食べる とりわけ肉は腹持ちがいいからか 一度人を食ったクマはまた人を襲う だから何とかしなけりゃならない。と考えるしかないが…このようなことは「当り前」であるということは胸に止めようと思う

 

なぜ「悪魔」「魔王」の伝承が生まれたのか それは宗教と相まって 5万年前からの「食うか食われるかの闘争の歴史」があったからではないか? ゾウが魔王に見えたことだろう…

 

kei

ある意味自然な光景である