kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「いい生き方とは いい死に方 だけれども…」

元日に「元旦は動物にはなく 人間は動物」と書いてしまったせいか

元旦の石川能登の大地震 2日のJALの事故… とりわけ能登の方は被害者がさらに増えることが予想される    謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

いい生き方をしていた人であっても 家屋の倒壊で亡くなった人もいる

けっして本意ではなかっただろうと思われ 想像してはいけない領域だと思う

このようなニュースを2日間見ていたら たまらなくなって夜 公園に散歩に出た

雲間に輝く星が見える 惑星かも知れない ただ「星は輝いている」と思った

そのあと「りくの丘」に行った 机に「忘れ去られた飛び縄」が巻かれたまま忘れ去られていた

”悲しみは むきかけのりんご 比喩ではなく 詩ではなく ただそこに在る むきかけのりんご”

谷川俊太郎の詩を思い出していた

 

帰りの道では すぐそばに救急車が止まっていた

その隣のアパートではクリスマスのためか正月だからか…

こんなライトが灯っていた

 

私が考えていたことは表題の通り

「いい生き方」がわからなくなり 絵が描けなくなった

だから「いい死に方」ってのは何だろう。と考えながら歩き続けた

生だ死だと言い分けたところで 両方同じことだろう と思う

だとすれば 「いい死に方」のほうが私には考えやすかった

 

被災に遭い亡くなった方々の無念を余計に強く感じる…

 

kei