スカイプで異性の友人と話していた時期があった
その人は管理職をしていたシングルマザー Ⅳ期のガンで 既に末期だった
遠方に居て 会ったことがない私でも 胸は痛み 絵を描き 画像で送った
現物を送ることは間に合わず その人はこの絵の写真を胸に抱いて亡くなった
一人娘の小学生のお子さんが電話でその瞬間を伝えてくれた
ただ である
亡くなったはずのその人と 数か月スカイプで話が出来た
あるわけがない
でも 私は死者が話せてもいいと思った
死後の世界があるとか 幽霊は存在するとか…
そんなことはどっちだっていいこと
ただ当分「話が出来た」ことに意味があった
そう言えば 未完成の作品をもう一枚描いていた
「冥界の五角形の花園」という題名で
2枚とも 薄っぺらな駄作だと今は思う
kei