kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「物語」

Amazonプライムで 「ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」をもう一度初めから観ています トールキンがほぼ一生をかけて生み出した「中つ国」を中心とした 壮大で膨大な歴史物語は 現代のほぼ全てのファンタジーモノの礎となっています

「葬送のフリーレン」でも同様で 魔物やフリーレン自身がエルフという種族であり致命傷を負わない限り「不死」であることは 既にトールキンの世界で描かれています 彼は「エルフ語 エルフ文字」まで緻密に作り上げるほどですから広大でありながら いかに深みを持った物語であるか… 映画「指輪物語」や「ホビットの冒険」は中つ国のストーリーの中ではごく一部でしかありません

「なぜこれほどの作品を一人の人間が作り上げたのか」 人気があり多くの人に読まれたということもあったでしょうが それをはるかに超えた情念と才能を持っていたのは確かだと思います 

もしかしたら「一生をかけて 自分一人の手で異なる世界とその歴史を生み出したかった」

…そんな気がし もし私にも時間が与えられるなら「物語を書いてみたい」という欲求がこみ上げてきます やれるでしょうか…それともやはり半端で終わるでしょうか。

おそらくは作者にとって 記述している物語こそが真実で 現実世界は「虚構」だったのかも知れません 虚構というより「ただ食べ 寝て 描くための時間」であったことでしょう

ハリーポッターと比較するのはナンセンス あの程度ではトールキンの世界の100分の1も描かれていないし 何より美しさにおいて 残酷さにおいて リアリティにおいて「雲泥の差」だと 私は思います

 

人類が地球に存在する限り 人類が世界を作り上げることになるでしょう

時に争い 時に自然を壊しながら 時に様々な生物を絶滅させ続けながら…

つまりは トールキンが一人で 一生かけてやったことを 80億人が組んず解れつ作り上げていくことになるのです

「ファンタジー」はただの言葉 それを人間は幾つも現実に変えていきました

トールキンが創造した エルフ ドワーフ ホビットも 現実に存在する未来だってあっていいと思います 世界が豊かであるためには。

kei

シルマリル - 中つ国Wiki (arda.saloon.jp)

興味ある方はいかが?