kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「伝承」‐象徴性と真実性‐

世界に数多の伝承があり それは口伝で伝わり 時に変貌していったのでしょう

ただ 「真意」については一貫していたと推察され 異なる宗教を持った国等に長きにわたって占領されていない限り 真意が伝承の残る理由なので 背びれ尾ひれがついたとしても 最も重要な核は残り続けたのだと思います

以前「Scarborough Fair」という 伝承を由来とした古い歌を紹介しました

スカボローフェアという市場は 北イングランドのヨークシャー州東部に実際あったかと思いますが 由来はスコットランド 即ち「ケルト文明」から派生した伝承であり 当該地域に「妖精の物語」が多く生まれていることからも分かります ケルトと言えばケルト文様

ただ一本の線で編みこまれ 彫り込まれたケルト十字の墓は イングランド地方には無い様式です 1本の線は「無限性」や「命の連鎖」の意味が込められているような気がします

 

そして今日 新宿歌舞伎町 通称「トー横地区」に 寄る辺なき10代20代前半の若者がたくさんたむろしていることを知りました 親の虐待やら家庭問題などによって 故郷を逃げたどり着き 薬局で販売されている薬を過剰に摂取し ハイになったり 頭がグルグルになったり このようにオーバードースの日々を繰り返して 亡くなる若者もいるそうで 道の片隅に横たわっていても「そいつは夢の中」と思われ 救急車も呼ばれないとのこと なので間に合わず命を落としてしまった事例を読みました

これは現実であり 事実の日本 日本という国の「陰」でしょうか…

 

これも 過去の記事ですが「真実」と大げさな題名で書きました

事実が真実なのか 服薬中に見る幻が真実なのか…私はまだ考えています

どちらが どう。とハッキリ言えるものではないとわかってはいます

ただ 伝承の中に時代を超えた人間の真実が潜んでいるのではないかと思い

3つのScarborough Fairを聴き 真実を探ろうとしていました


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サイモン&ガーファンクルの同曲 ギターのアルペジオは最高ですし ヴェトナム戦争の最中に このような歌詞が生まれたのは 「対比」として見事だと思います


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最後に原曲に近いと思われるものを載せて閉じたいと思います

しつこいと思われるのは 覚悟しています


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人の真実はどちらに? 

愛は「完成するもの」でしょうか 

「不思議」の方が人間なのかも知れません。

 

kei