さっき夜の1時半に目が覚め やることがないので「貸倉庫」から全ての物を運ぶことにした
それが2時 タバコを吸いながら 例の如く 400~500mの距離にある「遠い駐車場」まで歩きエンジンをかけた
真夜中の運転は空いていて気楽だが 普段は賑わっている十字路に面した店も真っ暗 信号を見ながら倉庫に行った 今考えれば「倉庫までの距離も」10kmほどあって 「出し入れ」と言う点では 不便で 描いた絵の数々と4本のギターを保管したまま 減りもせず増えもせず1年以上ほとんどそのままだった… だから倉庫は3分の1の体積しか使うことがなかった
ギターは以前もって帰ってきたので 今回は絵 私の軽自動車ギリギリに収まった そしてまた気温24度の涼しい風が吹く倉庫の側でタバコを吸った
帰りの運転は絵を入れた箱がブレーキを踏むたび滑り なかでガタゴト動き回ったが サイモン&ガーファンクルのベスト盤を聴きながら 「夜逃げみたいだ」と思った S&Gの音楽も夜逃げや放浪にベストマッチしていて楽しいくらいだったためか 道を行きすぎて随分帰路から離れてしまった
3時20分ごろ アパートの前に数個の軽く小さい荷物を下ろし また駐車場に車を止め 歩いて戻った
3時半 家人が心配だったのか起きて待っていた
「道が空いていて楽しかった」と一言言った
いつか本当に「夜逃げ」する日が来るかもしれない 夜逃げでなくても いつでもどこでも寝られる程度の装備を車の中に入れておいてもいいと思った
他県に移るためには山ほど手続きがあり 事前の話し合いも誰と何の話をするのか混乱する程だが
真夜中に飛ぶ飛行機のように 真夜中のドライブも 生きている実感が湧くモノだと感じた
kei