kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「ウクライナに諸葛孔明がいる」

ウクライナはロシアに8分の1の国土を奪われ 東部では押されている

日本の面積の1.5倍のウクライナ その内8分の1も占領されているのである

しかし突然北方のロシアの地 スジャ・クルスク方面に1万の軍を率いて 侵攻した

当初は 諸外国から危ぶまれる侵攻だとも言われた 兵站が伸びる ロシアは数倍の軍を派遣する なので「一時的な侵攻で すぐ退散する」との見方も多く見られた

だが違っていた 一週間以内にどんどんと物凄いスピードで領土を占領し 現在では82の村 面積にして東京都の広さ程度占領したのではないかと言われている

賢いウクライナはそこで領土拡張に一旦区切りをつけ ロシアが攻めにくくするために北方の橋を破壊したり 塹壕を掘ったりし 「狭いながらも強固な軍事基盤をロシアで作り上げた」

まぁ…ここまでなら「奇襲として大成功」という程度だが 本質は「戦争ではないところ」にあった

先ず 侵攻した村の建物を壊すことなく 当然人も殺さない 殺すのは武器を持った兵隊だけ というクリーンさ これは ウクライナを占領したロシア軍人の「拉致 暴行 脅迫 略奪 強姦 破壊」の限りを尽くした様相と強いコントラストを生み出す

そして占領した地をウクライナ化するような「管轄」を置いたのは ウクライナ4州を無理に併合したのと同様のようだが 全く違う ロシア市民を助けるため「赤十字等 国際機関を入れ」医・食・住のケアまでやろうとしている なので「自国の大統領よりもウクライナがいい」と言うロシア人が出てきた…「独裁政権・閉鎖的なロシア」 ここでも対比が著しい

あくまで正攻法(に見える)で戦うウクライナは 諸外国から賛同を集め 支援が更に手厚くなる 対してロシアは 味方の国を失い 「悪の帝国」として烙印をおされてしまった形となってしまった これで「核」を使った日には 悪の度合いが増すだけで内乱も起こりかねないので「撃てない」 スジャ・クルスク地域ではロシアの空爆でロシア人が殺されている…

まさかこれほど明瞭に 戦争で「善」と「悪」が世界中に認知させる手段があるとは思わなかった。

イスラエルパレスチナの紛争は 家族を殺された恩讐があるため 「やられたらやり返す」を繰り返しているわけだが

ウクライナとロシアは違う

ウクライナは世界の多くの国を味方につけ「正義の国」となった 確かに捕虜の扱いも国際法に則っていた でないとNATOは助けてくれない EUにも入れない

 

この作戦を考えた者は「諸葛亮孔明」かと思った 天才である

 

戦況に執着し それのみが電波として飛び交う中 「善・悪」をプライオリティの一番に持ってきた そのためかアメリカはATACMSを超える1000km飛行するミサイルの供与を検討し始めているとのこと

英・仏・独もそれに倣うかも知れない

核の脅威が弱まり「悪逆の国家」とレッテルを貼られてしまったロシアは 内部分裂を起こさず 勝つことはできるだろうか…

 

私が「ウゲッ!」となる歌を貼り付けて終わろう 愛が勝つのは眉唾。しかし正義は勝つ


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