kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「日本人」は特別らしい

4万年前にアフリカで発生したクロマニヨン人ネアンデルタール人やデニソワ人と混血しながら ユーラシアの北と東に移動し 約3万8000年前に日本にたどり着いた 陸続きだったサハリンから北海道に入った者達 朝鮮半島から船で渡り北九州にたどり着いた者達 東南アジアから船で北上し沖縄に上陸した者達 3つのルートを経て日本に着き 暮らし始める それはアフリカを出発点とした長い旅路の終着点だったのだろうということだ 日本から東は太平洋という大海なのでw

これら3つのルートで入ってきた最初の者達は「縄文人」と呼ばれ 紀元前10世紀~紀元2世紀まで中国方面から「弥生人」が渡来し その後3~6世紀頃「古墳人」が渡来する なので現代日本人は「縄文人弥生人・古墳人」の混血とされ 中国の漢民族とも異なるDNAであることがわかった 縄文時代は1万年以上あったが「人を殺めるための武器」は発掘されず 縄文人同士の争いは無かったと言われている 事実 紀元前10世紀ごろに渡来した弥生人とも仲良くなり「稲作」を教わり始めるようになったし 古墳人とも争わなかったと言われている

それは縄文人が持つ特殊な遺伝子「親切遺伝子(YAP遺伝子)」のせいとも言われ この遺伝子はチベット人と日本人にしかなく それも YAP遺伝子はY染色体 つまり男の中にしかない 現代日本人の男約40~50%が持っていると言われている

黄色人種は皆大体似たようなもので 考え方や文化の相違は「教育もしくは洗脳」等によるものかと思っていたが そうでないということもわかってきた

 

「日本人」は特殊な人種であり 西洋と真逆の思考を持つ人種の中では最も優れている

 

と言ったのはフランスの社会人類学者、民族学者であり 今も知の巨人と世界が認めるクロード・レヴィ=ストロースである

私も若い頃興味を持ったので書籍を購入し読んだが 粗末な頭では理解できず 初めの数十ページで諦めた ↓の本を読んだ 今思い出せるのは「機織り女は多情である。それは機を織る手足のせわしない動作がそのような人格にしてしまう」という下りくらいか…

ともかく人類学・民俗学・神学ひっくるめて「超大物」と言われる彼が

「日本人は他国人とは全く異なり 特殊かつ優れている」と云っている

それはほぼ2000年に渡り「鎖国状態」だったことも影響しているが

音楽や美術の感性も西洋とは全く異なる美意識を持っており 西洋音楽で育ったストロースとしてはそれ以外の音楽を聴いても 心が動くことは無かったとのことだが「雅楽」を聴いた時だけはビックリするほど感動したと述べている

ストロースの考える西洋人と日本人の相違は 西洋は「まず自己があり その後友人・ 同僚という取り巻きができ 最終的にはそれが社会観まで広がっていく」とのことだが

日本人は社会や環境という全体像から考え始め 最終的に自己を考え理解する という逆のアプローチで生きていると言っている

なのでデカルトのいう「Ego sum, ego existo(我思う故に我あり)」と言われても 日本人はピンとこず わからないのではないか…とも述べている

 

中国がいくらGDPを肥大化させても日本には敵わない

世界で繰り広げられる「高速鉄道販売レース」では 半値以下で請け負う中国が優勢らしいが イギリスという「鉄道発祥の国」や イタリア スペインなどは 日本の高速車両を買う 高速鉄道としての安全性 騒音の低さ ダイヤの正確さにおいて日本はおそらく世界一だろう

リチウムイオンバッテリーに代わる「個体電池」をトヨタは生み出そうとしている

東芝は「超電導モーター」をすでに開発し 実用化されつつある

食べ物も おそらく世界一だろう

 

何故「辺境の島国である日本」がこれほどの力をもっているのか

ストロースの言うように「日本人は特殊そして優秀」なのかもしれない

アメリカはどうかしらないが ドイツ イギリスはそれを知ってか 様々な科学・機械研究を日本と共同で行うことが多い

 

ならば「アメリカの太鼓持ち」はもう…ヤメだ。

 

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