kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「マジョリティ・マイノリティのパラドクス」

マジョリティ=多数派 と訳される

マイノリティ=少数派 と訳される これを素直に受け止めれば「人数の比率」でそれが決まることになるが この二つの言葉には「発言力 立場」即ち「社会的な権力」によってマジョリティとマイノリティを定義づけることもできる

以前世界の富裕のピラミッドを記事にしたが 日本の場合は以下

マス層という資産規模の人は70%以上を占めているのに マジョリティなのかと言えば そうでないかもしれない 「社会的な権力」を有するのは10%にも満たない富裕層であり 力学的にはコチラの方がマジョリティと呼べるかもしれない

ただしこのピラミッドはギザの三大ピラミッドほど安定していない

「革命によって」三角形が真っ逆さまになる可能性があるからだ

フランス革命然り 東南アジアのイスラム教化然り 軍事や宗教によって富裕層が富を失い マス層が権力を持つ可能性もある

けれど砂を止めどなく少しずつ落とし続ければ やはり安定したピラミッドの形を形成する これが中国でありロシアなのだろう

ある国が転覆し一時期はこうなることがある

しかしいずれ頂点が上にある三角形へと変化していく しかし頂点は同一職とはかぎらないし 富裕層もそのままとはいかない

中国共産党総書記が中国の頂点というは奇妙ではないか? 大統領でも王でもない

首相よりも力を持っている …こういう事が起きる

 

ともあれ マジョリティとは誰なのか どういう意味なのかじっくり考える必要がある マイノリティについても同様だろう

「性的マイノリティ」と現状では言われている人々もまた ピラミッドの上部に座せばマジョリティの中に組み込まれることもあるだろう

マジョリティ・マイノリティの問題は「数」だけではなく「力」でもあり それは砂のようにパラパラと落ち続け形が常に変化しているということだろうと思う

 

民主義国家であってみれば これに関し「選挙の重要性は高い」

 

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