kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「一体何をポイ捨てするのか 捨てないのか という問題」

右には「NO!ポイ捨て」と記載された看板 左に捨てられているのはパンを入れていた袋

仕方ないので私は拾って持ち帰り ごみ箱に入れる

ただ 外国人ならわからないかもしれないと思った 

NOしか読めないだろうし 「主語」「目的語」がない

何を捨てるのか?

「辛い記憶」か 「恋人への思い」か それとも「自分自身」なのか?

私の役目は朝 家の集まったゴミ袋をゴミ捨て場に捨てることだが 時々 そこにしゃがんでいる自分を想像する 

ゴミを減らすにゃ、ごみを生み出している本体を捨てるのが一番。

 

おしゃかさまの逸話でもあったっけ

逃げた女郎を町で探し回る 女衒(女を売り買いする男)「女を探している。こんな身なりの女を見かけなかったか?」 おしゃかさまは答える「女を探すより自分を探せ」と

 

だからかなぁ…この「NOポイ捨て」看板を見るたびに ゴミじゃなくて「別な何かを捨ててはいけない」と言っているような 「ゴミはおまえだ」と言われているような。

 

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