kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

Alone Again (Naturally) Gilbert O'Sullivan

1年程前にもこの曲を載せている

グラミー賞候補に選ばれたこの曲は 詩がヘンだ 日本なら放送禁止かも。

メロディは淡々 韻を踏んでいるようなので 哀しい歌詞がすり抜けていく

アメリカでは子供向けアニメとして喫煙シーンが教育上よろしくないと「チュッパチャプス」に替えられたとか…ワンピースだったっけ?

「教育上」という条件を与えてしまうと 芋ずる式に表現の自由が制約され窮屈な社会が出来上がる Queenボヘミアンラプソディーも 「ママ。たった今人を殺しちゃった。頭に向けて銃の引き金を引いたら死んでしまった。」から始まる

これも日本では放送できない? 

でも発祥の地イギリスでは幼い子もこぞって歌う愛唱歌になっている


www.youtube.com

 

この詩はいい詩だと思う

Alone Again (Naturally)

In a little while from now
今から しばらくして

If I'm not feeling any less sour
もし 少しも胸の痛みが晴れなかったら

I promise myself to treat myself
僕は自分に誓った

And visit a nearby tower
ともかく近くのタワーまで行き

And climbing to the top
そのてっぺんまでのぼって

Will throw myself off
自分自身を放り投げると

In an effort to make it clear to whoever
こうすれば誰にだってはっきり分からせられる

What it's like when you're shattered
望みを絶たれた人間の気持ちがどんなものかって

Left standing in the lurch at a church
教会でほったらかしで 立たされたまま

Were people are saying, My God, that's tough
みんなは口々に「えらいこった。」と

She stood him up
「結婚相手に逃げれたんだと!」

No point in us remaining
「じゃあ・・こんなところにただ残っていても意味なんぞない。」

We may as well go home
「家に帰るのが妥当ってもんだ。」

As I did on my own
まるで自分でそうしたみたいに

Alone again, natually
また 独りぼっちになってしまった 当然みたいに


To think that only yesterday
つい昨日のことを思い返してみたら

I was cheerful, bright and gay
僕は自信に満ちて 明るく元気だった

Looking forward to who wouldn't do
僕の結婚式を他人事として さして楽しみに思っていずに 待っていた人

The role I was about to play
そんな人々のことを想い描いていた

But as if to knock me down
でも まるで叩きのめすみたいに

Reality came around
現実がやってきて

And without so much as a mere touch
ほとんど触れた感触もないままに

Cut me into little pieces
僕をズタズタに引き裂いた

Leaving me to doubt
僕に疑念だけ残して

Talk about, God in His mercy
神様の慈悲について語るなら

Oh, if he really does exist
もし本当に彼が存在するなら

Why did he desert me
どうして見限ったんだ?

In my hour of need
一番必要としているときに

I truly am indeed
僕は本当に掛け値なしで

Alone again, naturally
また独りぼっちになった 当然のように


It seems to me that there are more hearts broken in the world
この世界中には僕よりもっと傷ついてる人たちがいる 

that can't be mended
立ち直れないほど傷ついた人々が

Left unattended
誰にも目を向けられることもないまま

What do we do
僕らはどうしたらいいんだ?

What do we do
どうすりゃいい?


Alone again, naturally
また独りぼっちになってしまった 当然のように


Looking back over the years
ずっと以前のことを振り返ると

And whatever else that appears
他にも頭をよぎることもあるけれど

I remember I cried when my father died
父さんが死んだ時のことを思い出す

Never wishing to hide the tears
僕は涙を 隠そうとはしなかった


And at sixty-five years old
そして65歳で

My mother, God rest her soul
母さんは天に召された

Couldn't understand why the only man
理由がわからなかったんだ 母さんにとってただ一人の人間が

She had ever loved had been taken
最愛の夫が なぜ いなくならなければ いけなかったのか

Leaving her to start
母さんはボロボロの心のまま

With a heart so badly broken
置き去りにされたようになって

Despite encouragement from me
僕が励ましても

No words were ever spoken
なんにも話さなくなった

And when she passed away
そして母さんが死んだ日

I cried and cried all day
僕は一日 ずっと泣き続けた

Alone again, naturally
また独りぼっちだ 当り前

Alone again, naturally
また独りぼっち ごく自然にさ…

 

kei