kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「借り物の体 借り物の魂」

近頃 他者と話すと疲れやすい とりわけ「交渉」後は頭痛がする

人間とは自分を含めてメンドクサイものだ…

なので夜には疲れていた でもウォーキングングの時間である

始めはズルズル自分の身体を引きずりながら外に出たが

歩いている内に「楽になる方法」を考えていた

 

そっか。今足を前に運んでいる自分の身体は借り物だ…とおもうことにした

すると何故か足取りが軽くなった

じゃあ「借り物だと感じている自分が本体か?」と考えると これも怪しい

私の心とか魂とか言われる大切そうなものも 実は借り物で リースされているにすぎないのではないか…と思った

つまり「私全部が『借りたもの』で 私のものは何一つない」 と想像した

 

そう思ったら気楽になって足も運んだ

 

ただし 帰り道 「では誰から自分は借りたのか?」と無駄なことを考え始め

まぁ…「世界」みたいなものから借りているんだろうと思った

 

自我など存在せず 全部借りものかも知れぬ

 

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