kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「聖水」

敬虔なカトリック教徒の義母はローマに旅行し「ルルドの聖水」を持ち帰ってきた

小さな瓶に入ったそれは 見た目「ただの水」であるけれど 我が子が つまり孫娘が お腹を壊した時は飲ませるといい と娘(私の配偶者であり 娘の母親)は 正体不明の水を飲ませることなく 捨てて 蛇口から出た水をその瓶に貯め もやしみたいな水耕栽培の足し水として使ってる わたしは考える 器の方に 聖なる力が備わっていれば もやしは元気に成長することだろう…

 

「聖水」 ”聖”という言葉を生み出したのは人だが それに触れた者はいるのかな。

見た者はいるのか 何をして どのレベルを”聖”と呼ぶのか 私にはわからない

 

「お嬢様の聖水」というエナジードリンク

これも聖水なのかもしれないが 聖水プレイって…お嬢様におしっこをかけてもらうプレイなんだろうと思われ 「聖水と感じるのは人それぞれ」ってことなんだと思う H2O 軽い分子でありながら常温で液体 作家開高健は人生終りの旅で 若い女と温泉旅行に行き 跨いでもらい お嬢様の聖水を顔に浴びたんだっけ… 結構黄色い聖水

 

私にとっては 聖なるものはない…か 世界・宇宙全部かも知れないし あらゆる水は 聖水かもしれない

死の寸前 多くの人が「最後に求める水」は 宗教関係なく 聖水かも知れぬ

 

私は「聖なるもの」をイメージしようとする

けれど 言葉では 「聖」を使うことができないし 「聖水」とはなにかを伝えることができない

 

kei