kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「神の視座」

これも以前 蜘蛛の糸で書いたことなのですが「アシュケナジウム」という言葉をご存じでしょうか

ユダヤ人はスペイン系の「セファルディムユダヤ人」と東欧系の「アシュケナジムユダヤ人」に大別されるらしく アシュケナジウム系ユダヤ人は宗教上近親婚が盛んにおこなわれた民族で テイサックス病、ゴーシェ病といった重篤な遺伝病の発生率が他のヨーロッパ人に比べて100倍近く高いとのこと その代わり天才を多く輩出したことで有名です ヨーロッパ人の平均IQより10~15ほど高く 著名な人では レーニン カール・マルクス アインシュタイン等を輩出し ノーベル賞受賞者の2割(200人弱)がユダヤ人です ユダヤ人はたった1300万人しかいないのにこの比率は異常です

なぜヒットラーユダヤ人をあれほど迫害し殺戮したのか。ゲルマン民族の優位性を誇張し続けたのか…おそらくはユダヤ人の頭脳を怖れていたのだと推察されます

 

話変わり昨日19日付の沖縄タイムズの朝刊はこのような記事でした

沖縄本島北部に生息する ヤンバルクイナ オキナワトゲネズミを絶滅させないため 北部に生息する捕獲種「ネコをゼロ」にする というのです

言葉は使いよう

ネコをゼロにするとは どういう意味を指すのでしょうか… そこで動物保護団体が割って入ってくるわけですが「捉えたすべてのネコを別の場所に移送する」というわけではないのだろうと思います 殺処分も行われるだろうと察します

 

まるで ナチがユダヤ人に対して行ったように…

 

外来種の動物の侵入と繁殖は世界各地で起きている問題で 様々な対策が講じられています

森もまた数百年放置していると建築資材となる杉やヒノキは駆逐されブナの森に変わっていくそうな…そこで放置森に手を加えないと という話が出てきます

海洋資源確保もそうでしたね…如何ともしがたいということは分かっていますが

 

ただ これらに取り組んでいるのは「人間」で それはまるで「神」のような振る舞いのように感じます

 

人はいつから神のように世界を俯瞰し コレを増やし コレを駆逐すると決めるようになったのでしょう

 

2000年前にはメソポタミアギリシャには神々がいて「人間を俯瞰し 上位種として手を加える存在」がいることを信じていたんでしょうが 今はもういません

 人は神になれるでしょうか…?

 

私は「なれない」と思っています 

そこに悲観も楽観もありませんが 引っかかり続けています…

 

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