2017年06月03日記事
3部作の締めは、コロンビアの作家・小説家(1928年ー2014年)
ガブリエル・ガルシア=マルケス
1982年にはノーベル文学賞を受賞している
「百年の孤独」(西: Cien Años de Soledad)で。
村上春樹ねぇ・・・処女作かなぁ「羊をめぐる冒険」を1つだけ読んだけれども、
マルケスほどのインパクト・・・全然なかった
安部の作品はSF小説を読み始めるみたいに、ワクワクしながら読んだ・・・
その安部公房自身が読んで「ぶっ飛んだ!」と言わしめた作品が「百年の孤独」
1960~70年代は当時はラテンアメリカ文学全盛の時代だったが、
マルケスのこの作品は特別だと思う
友人からもこの本を推奨されて、読み始めるのに2年かかった。
なぜ2年かかったのか・・・。真面目に正座して読もうとしたからである。
「1ページ目を開いては閉じ」を繰り返した
しかしほぼ2年後、数ページ読んでわかった
こりゃ「天才バカボン」だ。
長編のため数百ページにも及び、出てくる人物も多く、さらに名前もややこしい・・・ときてる
しかし、すごい。とてつもなく面白い!
小説というものがこれほど面白いものなんだと初めて知ったし
私としてはまだ これ以上面白い作品を読んだことがない
登場する者たちは揃いも揃って「バカ」ばっかり
でもなぜだろう・・・涙が出る(1回目)
なぜだろう・・・・・・・笑いが止まらない(2回目)
そして誰だろう?・・この物語を語っている張本人は(3回目)
もし、私自身がこの物語に登場したら・・・
生涯の全てをたった一行で語られ・・・ポィ。
それほど、浅く、弱く、白々しい人生・・・ってことにされかねない
一生のうちにぜひおすすめしたい一冊
あ・・・でもでも「日本型ウエット気質の人」には不向きかも
それと、現在新潮社から販売されている最新本は冒頭に「家系図」が載っている。
なんでそんなことする?
完全にネタバレ 見るべからず
kei ※ 鼓直氏の訳は名訳