kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「 Memento Mori」

ラテン語。「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」「人に訪れる死を忘ることなかれ」といった意味の警句。 有名な言葉 20歳の頃 藤原信也から知った この言葉

ごく当たり前の警句であり 死を対比させて「今の自分の生」を見よ とでもi言っているのかと思った

今は違う  歳を重ねてこの言葉の示すものが少しわかってきた

今の解釈ではこう

 

「人は必ず孤独に命を終える」

 

周囲に何人の身内が見守ろうと 医療従事者が看護しようと…その者達は生きている

その時その瞬間 死ぬのは一人 自分だけであり 状況は「誰しも孤独死」である

だからこそ「孤独」にセンチメンタリズムを被せてはいけない

「来世はどうなるだろう」とかも命が消える瞬間には関係ない 瞬間は時間ではない

 

「死後の世界」? 知らないことは語れない 見たことも見せられたこともない

 

語るなら 今生きている間 様々なイメージを巡らしそれを楽しめばいい

宝石の国」12巻まで 先ほど読んでいた 10巻あたりからよく分からなくなってきたが 「生きる者の」イマジネーションの豊かさを十分に感じ取ることが出来た

 

メメント・モリを顕わしたローマのモザイク画より

カヴァーが乱反射する面白みのあるプリントのほうが 

 memento mori と私に伝えてくれる

 

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