kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「図4-1」

「多くの人が知らない…「老後」とは生物学的にいつからなのか」という記事を読んだ

これは 小林武彦氏『なぜヒトだけが老いるのか』の抜粋だが

私は 内容もさることながら この「図4-1」を見て 長考してしまった

シャチ・ゴンドウクジラそしてヒトにだけは「老後」がある。

ここで言う老後とは「生殖可能でなくなった期間」であり ヒトの場合 女性の生殖期間が短いため 老後が異常に長い

様々な動物を見ると 生殖期間と寿命がほぼ一致している

ただ主に3つの哺乳類だけが「例外の種」であるだけである

 

老後……私はこの言葉が好きになれない 老いてさらにその後? どゆ意味?

「生殖の期間」と「その後」を分かつのは動物的判断として妥当だと思うし ヒトが特殊な生体であることもわかった

ただ「老後」という言葉を使われれば ひねくれ者の私はムキになる

ムキになったところで どうなるのか 何をしたらいいのかわからないが

老後を生きたいとは思わない

 

…だがこの図には深い深い意味がある様に思えてならない

本来ヒトはゴリラやチンパンジーに近く 60歳にも満たぬ寿命だったのかも知れない

だのになんでオレは生きてんだ?

 

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