kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「近頃は頭がパー」 量子と人間

生半可な理解なのに 量子力学についてここで語るのは良くないことだと思う

ただ 量子コンピューターの特性は量子ビットが「0であり1」という相反する性質を持っているからで ある時は0となり ある時はON 即ち1となる。

いわゆる「重ね合わせ」

この事実は私の思考に結構強烈な影響を及ぼした

般若心経の「色と空」という背反がコンピューターにも存在しているのである

いや「背反」ではないのだろう「2つとも言え1つとも言える」のだと思う

これをさらに拡張するとどうなるか…

「愛と憎しみは1つ」「好きと嫌いも1つ」かも知れぬ

これならまだいい

61歳になってから 考えたことは「自分は生きており 同時に死んでいる」と考えるようになってしまった

生きているという実感はある だからといって「死んだ自分がいない」とは限らない

いつも生きているという事は いつも死んでいることと同義ではないか…

だからいつも生と死 両方を抱え持っている気がする

 

イカレた パーの発想だと自分でも思う

 

だが あの世だのこの世だの 神だの仏だの 天国だの地獄だの といった「せせこましい事柄」が真実だとはどうしても思えない

 

呼吸が停止し 脈が止まると「ご臨終」と医者は告げるが

本当は 終わりも始まりもなく 終わりでも始まりでもある1つの事象なのではあるまいか

量子力学のブッ飛んだ発見は 「真実の断片」を私に見せてくれた

 

 

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