kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「絶対に描けないものは山ほどある」

私は抽象画と言われる作品を描くが 別に「具象」とか「抽象」という意識はない

というか絵は 実は「どちらとも言えない」

精密な具象なら 万物を描けるかと言えば  そんなことはあり得ない

よくYoutubeとかで 「立体としか見えないリアルな鉛筆画」等を見たりすることもあるが 別に何とも思わない。 いくらリアルに描けるからと言って 例えば史上最高の技術を持ったディエゴ・ベラスケスだって描けないものはドッサリあった

 

前回はそれを「量子」と呼び 今回は「光」とでも呼ぼうか…

 

光は「粒子であり同時に波」なので 描きようがない。

 

どちらもイメージすることが不可能だから

 

「抽象」の存在意義は「描けないものもあるという」ということを暗示する役目なのかもしれない

 

イメージできない 描けないからといって 確かに存在しているモノはいくらでもあり それは不思議な事ではなく 逆に宇宙や世界はそれに満ちているのではないかと思う

 

マーク・ロスコの作品は「暗示」に満ちていて 惚れ惚れしてしまう

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