kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「一番高い山はエベレストじゃないし 真っ直ぐは曲がっている」

2022年11月29日記事

海抜8848mのエベレスト 確かに海抜から計測した場合世界一の高さを誇る
だが 「地球の中心から最も遠い」という見方をし それを「高さ」と定義すると エベレストは世界一じゃない 
最高峰は南米エクアドルにあるチンボラソ山ということになる。
チンボラソの標高は標高6310メートルだが、地心距離(地球の中心からの距離)は6385.5キロメートルで世界最長。というのは地球は回転による遠心力によって楕円だから あと海中から計ったら ハワイのマウナケアは1万メートルを超える
こんなことは雑学の部類なんだろうが… 「真っ直ぐとはどういうことか」を考えると 常識が覆される気分になる 未だに「地平」なんて言葉があるくらいだから まだ地面を平らだとヒトは感じているのだろう でも地面は平らじゃない いや「平ら」という定義すら怪しいのが現代なのである

アイザックニュートン 近代科学の父 
万有引力を唱えた人 赤から紫に変わるグラデーションである虹を「とりあえず7色ね。」と決めた人 イギリス王立協会の会長だった人なんだが 性格は「イヤな奴そのもの」
権力を盾に 他の学者を攻撃するわ 研究を邪魔するわ しまいにゃ 研究そのものを盗んだ
だが 日常生活では「ニュートン力学」が最も身近で分かり易いかも

アルバートアインシュタイン 現代科学の父
このヒトはノーベル賞を受賞したが それは特殊・一般相対性理論で獲ったのじゃない 別の研究で獲った コッチの理論はあまりに先見的すぎて 発表当時ほとんど理解されなかった しかし様々な科学的検証によって「本当」だとわかった 因みに性格は「惚れっぽく 色んな人にラヴレターを書いたが よくフラれた」
だが アインシュタインの理論はニュートンのそれよりブッたまげることばかり それで真実なのだから手に負えない

例えは「地球から見れば ある天体の後ろに隠れているのに 銀河や星が見えたりする」
まるで手前の人間がすぐそばにいて 向こうが見えないはずなのに10m先の人が見えるのと同じ
何故か?

「光は真っ直ぐしか進まないから」である

ここで「逆じゃねえの? 野球で言えばカーブとか変化球みたいなモンじゃね?」と思うのが普通だが 真っ直ぐしか進まないとは無重力下に限られるわけで 重力下では「必ず曲がる」 光以上に真っ直ぐなモノはないのに 宇宙のアッチコッチに重力があり ブラックホールに至っては「吸い込まれてしまう」 ここで間違ってはいけないのは「カーブを描きながら吸い込まれているわけじゃない」ということだと思う 「直進しながら吸い込まれている」と言えばいいか というよりも「空間自体が曲がっているので 空間に対して直進している」と言った方がいいのだろう
私たちの日常感じる「真っ直ぐ」とは「歪んでいない空間」に対しての物言いであり 地球を含め様々な天体は歪んでいる
アインシュタインが「時空」という言葉を生み出したのも 時間や物体もまた 速度によって延びたり短むので「光」「空間」「時間」は絶対的ではなく「関連性があり相対的」という結論

光は 太陽の重力でも 地球の重力でも曲がる もっと重力が強い星であれば 光が大きく曲がり「後ろの銀河や天体が見える」 

ともかくもこの現実は 摩訶不思議かもしれない 

「真っ直ぐな人」なんてどんな人?   

清廉潔白な人? 正直な人? ホントにそうかなぁ…

写真右は「月」月と同じ高さにある左側のごく小さい光は「恒星」 同じ光でも重力が異なり見える位置には在るとは限らない

めんどくさい話ばかりだったので音楽でごまかそう…

このアニメおススメです 2回くらい観ないとわかんないかも


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