kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「日本一長い遺書」を書いた”のん”さんへ

2020年12月27日記事

fc2nonnon.blog72.fc2.com

あなたのブログを紹介しました このように…

blog.livedoor.jp

その日 反響が大きくてアクセス数はたしか1000を超えたんじゃないかと思います
私は「あなたという人」のふんどしで相撲を取った感覚に見舞われましたが
あなたのブログが存続することだけを望み このような手段を取りました
あなたのブログのアクセス数は増え 今も立派に残っていますね
あなたは1975年生まれ わたしよりも13年も後に生まれました
そして2009年12月 33歳という若さでこの世を旅立ちました
その時9歳であった あなたの何より大切な息子さんは 20歳か21歳 大人になっています

あなたのブログのタイトルに付け加えられた言葉は
『元女性自衛官、スキルス性胃癌発症から2年。9歳の息子へ、遺書を遺したい。ただこのまま死ぬんじゃなく、私の生き方と、死に方を遺したい。願わくば、タイトル通りになりますように。』
 でしたね?

大人になった息子さんは 今も母の言葉を読むことができます 

あなたの願いのとおりに


私事を言わせてもらえれば「蜘蛛の糸」も20万カウントを超えていました その中にあなたのブログを紹介した数も1000以上含まれていて だから本当はもっと少ないです
ともかく 始めてから4年半弱 というところでしょうか・・・
その間 私は死ぬことはなく 少しばかり体調を崩しやすくなり 物忘れが増えました
けれど tomoと私のこのブログも遺書だと思いながら書いているのだと思います
・・・といっても娘が読んでいる風でなく 娘婿が読んでくれているみたいですが
いいえ 誰だって 読んでくだされば幸いだと思っています

のんさん あなたは「遺すため」ブログに遺書を書いた

同じ遺書のつもりなんですが 何故か私は遺したいとは思わないのです 
むしろ私がこの世を去る時tomoに託し tomoに続ける気が無ければ 消してほしいと思います
だから「遺したくない遺書」なんだと そう感じながら書いています

私は言葉を巧く使えません 言葉というものをあまり信じてもいません だからかも知れません

のんさん あなたこそ 言葉を超えた苦痛と悲しみの中を生きていたのに それを言葉に変えた
それは言葉だけれど 読む人に言葉以上の何かを響かせる力がありました

私にはそんな力はありません だからでしょうか 雲のように消えていってほしいと願うのです
命を継ぐ者は既に私の呟きなど 遥かに越えてしまっていることがわかっています
それが のんさん。あなたと違うところなのかも知れません

kei