kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「ヒューマニズム」(チンパンジーと豚の鍵穴)

2018年06月12日記事

日大アメフト部事件
5歳少女虐待殺人事件
新幹線無差別殺人事件
その他山ほど・・・

個々の概要は理解できるが 深い部分で私自身がわかっていないと思った

ヒューマニズム」 という言葉がある
ネットで調べると以下の意味である

「人間にとって人間が最高で、人間性こそ尊重すべきものだとする、態度・思想傾向・世界観。例、人間が具えるべき理想の資質に誇りをもってそれを伸ばそうとする、キケロの態度や、イタリアのルネッサンス期に始まって欧州に広まった、古典を重んじ教会の勢力に抗して人間性の解放・向上を目指す運動。人文主義。人本主義。」

私の率直な感想は 「自分もそうかもしれない。でもギモヂわるい。」

人間を 人間である「私」に読み替えるともっと気持ち悪くなる


私はかの虐待を受け亡くなった少女の5年の歳月を想像すると痛くてたまらない

それはヒューマニズムか・・・?  わからない

チンパンジーの群れは 時にリンチ等によって同族を殺す

それはヒトではないから?

では昨日の夕食の豚肉となった豚の命は? なんのために豚は生まれたのだろう

今の私には全ての鍵穴を開けることができる マスターキーがない

 

ジョン・レノンが射殺されたとき 谷川俊太郎はそれを詩に書いた

「わたしの じゆう(自由・銃)で殺した」 と

アメリカ合衆国年間4万6000人の自殺者の内 銃による自殺比率がどんどん上がっているとか

銃をもつのは自由 その自由で銃を使い自殺する そのじゆうで乱射する

「自由」とはなんだ?    わからない


イルカやクジラを殺して食べてもいい と日本は主張する これは正しいか?

「犬」を食ってはいけない これはどちらが正しいのだ?

「文化の違い」といってそれを片付けるのは簡単だ   私にはわからない


ただ一つだけ 言えることがある

ヒューマニズム」も「自由」も「文化」も 形がない

有象無象で言えば 「無象」だということだけが はっきりわかる

無象であるがゆえに どれほど辞書で意味づけしても 個人によってバラつきが出る

そういった種のものであることはわかり 

それが有象をなすこと それが「事象」であり「事件」だということはわかる


    ・・・今はただそれだけしか言えない気がする

kei